オオカミ少女と黒王子 10巻 | 風鳥のさんぽ道

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散歩するような気持ちでのほほんと更新していくブログです。



さて、もうすぐアニメ始まりますね!
あのエリカさんと恭也さんが映像で見れるなんて…!
しかも声優さん、ドラマCDから思ってましたが…本当に豪華ですよね。
ああ、楽しみ♪

っていう本日、『オオカミ少女と黒王子 10巻』が発売されました。

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前巻9巻の感想&ネタバレはこちらから


オオカミ少女と黒王子 もう10巻ですとおおおお!?

扉から先生の絶叫ですよ。
「え?もう10巻とか嘘…だろ…!?」と。
しかも、恭也・エリカと絡みつつ…うっかりしっかり実年齢を大公表しっちゃってる!
いいの?いいの?先生!!ってこっそり心配しつつ、先生のセリフに吹きました。

そんな感じで始まった『オオカミ少女と黒王子10巻』、早速感想&ネタバレいってみましょう。


福引きで温泉旅行が当たり、大喜びのエリカさん。
対して「本当に俺と行くのか?」と尻込みする恭也くん。
もちろん「あたしは恭也くんと行きたい!!」と満面の笑顔です。

恭也の部屋でいつものメンバー(恭也・健・神谷)3人がガールズトーク…じゃなくて、ボーイズトークで盛り上がります。
神谷の「いいなぁ温泉。俺も行きたーい」から始まり、やっぱり神谷の「旅先で過ごす夜はまた違って盛り上がるだろうね~ 佐田くん♡」と話は展開。

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え?何その楽しい会話。すっごい混ざりたい!
神谷と一緒に恭也をいじり倒したい!
ああ…でもな~。高校生の男の子達のこんなカワイイ会話に混ざって、私の酔っぱらい中年サラリーマンみたいな雰囲気の話を醸し出しちゃったら、この3人ドン引きしちゃうかな……。


学校でも温泉旅行を大っぴらに喜ぶエリカに、さんちゃんが声を掛けます。
「…ねぇ エリカ。わかってるんだよね…?
佐田くんと一泊ってことは…その…
そういう事だって………」

全くわかってなさそうなエリカにズバリ、聞いてくれました。

「うん…
ちゃんとわかってるよ…」


え?!ウソ!
エリカさん、ちゃんとわかってるじゃん!
さんちゃんと同じで(多分恭也も)、絶対わかってないとおもってましたよ、私。
しかも……

「もし、そういう事になっても 全然イヤじゃない……から」

と、のたまうエリカ。

マジか…。
どうしたの?エリカさん?君、本当にエリカさん?
いつの間にそんな大人に…
………アレ?そうか!最近いじらしくも乙女だったから忘れてたけど、そう言えばエリカさん、第一巻で『緊 縛 プレイ』に対し
「やってみればよかったのにー
意外と燃えちゃったりするよ~?」

って初登場したんだった。
……ほんまモンのオオカミ少女だったんやね、昔は。


そして、このさんちゃんとエリカの問答を、しっかり恭也が聞いているという…。ザ・王道。

恭也くん!エリカさんからのGOサインが出てますよ!
もう躊躇せず、思いのまま――――――――――(P音で規制中)してもOKだ。
これは…これは…もしかして!もしかして?

………なんて展開を一瞬(?)妄想してしまったが、大丈夫!

前巻も前々巻もそりゃあもう!期待しましたからね。
もう騙されません。
どうせ今回も期待させつつ…な~っちゃって、な展開になるんでしょう?


そして旅行当日。
着いた先でエリカは恭也の浴衣姿に悶絶し、温泉をゆっくり堪能します。
夕飯あたりからあからさまに意識し出す2人。(特にエリカ)
とうとう布団もひかれ…エリカの緊張は最高潮に。

が…恭也はさっさと布団に潜り、
「じゃ おやすみ」
と完全おやすみモード。というか、本当に寝てしまいます。

ぜんぜん心の準備なんてしてなかったもん
ちょっとさみしいけど 明日また一緒にいられるし
今日だけじゃないし…

と強がります。

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ほら…ね?やっぱり…そんな、事には……。
あれ?
なんか…違う。私が想像してたのと…。
何だかんだ言いつつも恭也がその気になる→いい雰囲気になる→土壇場でエリカがやっぱりダメ~!みたいな。
そんなんを予想してたのに…(泣)


翌朝、多分寝れてないエリカさん、そりゃあもう凹んでます。
結局雰囲気の悪いまま帰って来ました。

うん、凹む。これは凹むよ、エリカさん。
しかも以前「俺はおまえのこと 女として見てないんでな 手 だす気なんて全く起こらん!」って言われた事あるし…。(第三巻参照)
たとえ本物の彼女になっても、そんな気にはなれない?
女としての魅力、無いのか?と、思ってもしょうがないところですよ。

そして恭也はいつもの2人に、エリカは手塚とマリリンに激励され、奮い立ったところで会います。



先に口火をきったのはエリカさん。

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「あたしが…なんか そんなにナシなのかな~~って…
だめなとことか言ってくれたら、がんばって改善するから
だから…」


そんな言葉を恭也は手で制します。

「…おまえがダメなんていつ言ったよ」

そして、

「どうすりゃいいか、わかんなかったんだよ」
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そんな告白にエリカさん嬉し泣き。

「…興味ねぇワケないだろ」

と良い雰囲気に。
で、人目をはばかり恭也の部屋へ。

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キス。
そしてキス。
そのままエリカを押し倒し……

え…?あれ?
アノ雰囲気…?!


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エリカの「なんか恭也くんカワイイ…!!」ってセリフ、もろに被りました。

「ずいぶん余裕だな。すぐ そんな余裕なくしてやる」

エリカがきつく抱きつきます。


…………。
先生!ありがとうございます!!
もう…目の前に先生がいらっしゃったら、ブンブンと大きく腕を振って握手したい。
な…涙で、前が……。


そして、ピンポーンと家のチャイム。
神谷・健ペアのご登場で、敢え無く未遂!

うん、なんかね。お約束のオチだけど、何だかお腹いっぱいになりました!


次の36話はなんと、神谷の恋!
なにかと本気の恋を羨ましがっていた神谷が、バイト中に恋に落ちました。

お相手は、黒髪・地味目なメガネのお姉さん。
名前は 田門幸美さん 24歳。
礼儀正しく、しっかりとした方のようです。

そうだね。神谷みたいないい加減なヤツには確かにちょうど良い。

そのお姉さんに会いたくて、毎日ルンルンでバイトに励みます。
その努力も報われ、結構普通に話せるほどの仲に。

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が、彼氏の有無を聞こうとした瞬間、左手の薬指に指輪を発見。

「実は今日 婚約してきたんです」

というトドメ付き。

ベッコリ凹む神谷。

でも、最後は「幸せになってください」と笑って伝え…


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恭也や健にしっかり慰めてもらいました。というお話。

頑張れ神谷!



さて、今巻最終話となる37話。

舞台は学校。時は春。
春休みが終わり、新学期です。
三年生に進級した彼等は、またも全員揃って同じクラスに。

三年生になったからには、お題は『進路』!コレしかありません。

な~んにも夢や未来予想図の無いエリカさん。
周りは誰も彼も、あの手塚やマリリンでさえも夢や目標があって、かなり焦ります。
しかも、新入学生のレナちゃん(エリカの従姉妹)まで夢がある事を知り、落ち込むエリカ。

そこに恭也が「俺もやりたいことなんてねぇよ」と同調。
見合った大学行って、テキトーに職に就く、と言い放ちます。しかもかなり開き直ってね。

まあ、17歳までにちゃんと決めてる人なんて実はそんなに多くはないし、決めたからえらいわけじゃない。という意見、共感します。
人生長いしね~。世知辛い世の中だしね~。

恭也のそんな励ましにすっかり浮上したエリカ。
そんなエリカに……

「まぁ安心しろ。何もなかったときには俺がもらってやる」

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おおおおおおおお!!
どどどどどーした、恭也くん!!




スゴイ…。
エリカさんの切り返し、素晴らしい!
ちゃんと学習能力あんじゃん。


今巻は、エリカさんの完全勝利で幕を閉じました。



いや~、今巻は本当にご馳走様です!!
まさかまさかの…ねえ?
ああ、興奮した~。
しかも次巻の11巻の発売予定が11月って…!はやっ!
もうすぐ10月です。11月なんて、本当にすぐそこですよ!
先生、アニメもあって絶対超お忙しいはずなのに……ありがとうございます。
どちらにお住まいか存じませんが、先生の方に足を向けて寝られないですね。

次巻も楽しみです♪


オオカミ少女と黒王子 11巻 感想&ネタバレはこちらから