サスケの《どすなどすえ通信》またまた番外編は映画レビューどすえ | 宇宙の森探索

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風ノ意匠サスケの変態ブログ






グラン・トリノ』(Gran Torino)は、2008年アメリカ映画。監督、プロデューサーおよび主演はクリント・イーストウッドミシガン州が舞台。2008年12月12日に北米で限定公開、2009年1月9日に拡大公開され、日本では2009年4月25日に公開された。

グラン・トリノとはフォードの車種、フォード・トリノのうち1972年から1976年に生産されたものを指す。

イーストウッドは本作を俳優業最後の仕事と位置づけ、公開時のインタビューにおいて、今後は監督業に専念して俳優業から引退すると明かした。



みなさま
いかがお過ごしでしょうか

こよみの上ではを迎えています
この季節
お股をすり抜ける風はまだまだ冷たく
あいも変わらず厳しい雪の便りも
聞こえて参ります
二月は如月キラキラ



でも

いつもの街角で
ふっと鼻をくすぐる
やわらかな香りに
あなたは
今日
足を止めるかもしれない


もう

そこまで来ているのです



春だよラブラブ
春だねラブラブ




さて
今回もすなすえ通信
番外編として
お届けします
変態サスケ黒歴史
某大手SNS映画レビューサイト
投稿しておりました
過去記事より
今回は「グラン・トリノ」
をご紹介致したく存じます

例によって
なんでまた
今さら「グラン・トリノ」なんだよ?

ね、ね、サスケさん
バカなの?
KYなの?
変態なの?

とかいう
実に的を得た質問は
完璧に
知らぬが仏の無視観音
見えぬが淫ミダらの目隠し菩薩
決め込みまして

流浪のお料理忍者こと
わたくしサスケ

ビッグバン発生の地
にして
全生命体のの故郷
ここ
埼玉県より

希望
新鮮ストテロン
たっぷたぷ
オーバーフローさせながらの
ド迷惑記事が

あらゆる
映画レビューの
常軌を逸してアセアセ

誠に残念ながらウインク


いま



投下どすえ


↓↓↓




※このレビューを書いて
すでに6年以上の月日が経過しております。
当時と状況が変わっていることも
あるかもしれませんが、
敢えて原文のままで投稿いたします。



ちょうちょ



問題は彼クリントイーストウッドが
なぜ今役者を引退するのか?
とか
いつからそれを決めていたのか?
とか
思い残すことは無いのか?
とか

そんな下らない周辺事項ではなく
彼が選んだ最後の役が
これだったということ
まさに
それに尽きる

彼は
この作品のこの役で
自身の役者人生を閉めたかったのだ

クリントイーストウッドが最後に選んだ役
映画公開後のインタビューで
彼は語っている

監督だけをやっていこうと
ここ何年も思ってきた
でもこの
グラン・トリノの頑固な元軍人役には
ひかれたんだ」

ここに嘘はないだろう
だが
彼が最後に演じた男、、
その物語は
あまりに平凡であった

そこには
国家機密を巡る陰謀も
国家転覆を企むスパイの暗躍も
地球滅亡の危機もない
宇宙人も現れないしゾンビも暴れない
大脱走も大爆発もなければ
大統領暗殺計画もない
あろうことか
ブロンズ美人とのベッドシーンさえないのだ

とうの昔に退役したにもかかわらず
いつまでも強気でいて
若い連中のやる事は何かと気に入らない
頑固で偏屈なジジイ

その姿に
彼は
自分自身を重ねていたのかもしれない

クリントイーストウッドは
こう思っていたのではないか?

たしかに俺は沢山の映画を撮ってきたよ
世界中いろんな場所にも行ったし
女にもモテた
金もあるし名声も手に入れた
ほとんどはお世辞だろうが
褒めてもらえる作品だってある

しかし
いったいそれが何だ?
それがどうした?


彼は
自分の役者としての人生を
いつ、どうやって締めくくるか?を
悩み、迷っていたのではないか?

僕は
変な話だけど
谷川俊太郎のこの詩を思い浮かべるのだ

かわりに死んでくれる人がいないので
わたしはじぶんでしなねばならない
だれのほねでもない
わたしは
わたしのほねになる

谷川俊太郎「死と炎」より

私たちは
いつまでも永遠には生きられない
いつか人生は終わり
そして忘れ去られていく
私たちは
誰かの骨に代わることは出来ない

パウルクレー「死と炎」


グラン・トリノ、、、
それはフォード全盛期に作られ
今や完全に時代遅れになったスポーツカーだ

だが
その時代を写し
心魂込めて作られた車を
いつまでも
大切にしながら乗り継いでいくこと
時代遅れと笑われても
動じない自分を持つこと
・・・
脈々と続く魂を受け継ぐこと



クリントイーストウッドは
なぜ
最後にこの役を選んだのか?

彼はたぶんこう思ったのだ



過分な願いかもしれないが、、、

俺の映画が

誰かの
グラン・トリノになってくれれば

俺の人生にも

少しは意味があったかもしれん


・・・・・


華のある人生も
そうでない人生も
彼には関係ない

クリントイーストウッドは
ただ一人
クリントイーストウッドという
男の骨になるのだ


「グラン・トリノ」映画レビュー   了










龍
















龍


春はもう

そこ

アセアセ