全仏オープンでの加藤未唯の失格問題をビデオで見たが、加藤選手側に作為は見られなかった気がする。この問題は例えば大谷選手があまりにも強烈なファールボールを打って観客が怪我したら損害賠償責任が生じるかという問題以上にコート内にいたボールガールの不注意が問題になる。

 

強烈なスマッシュをボールガールに返したわけではなく、漫然とコートにいたボールガールの不注意が問題な気がする。彼女が15分も泣き続けたなら救護必要だ。

 

これを見た相手選手が審判に抗議するのは日本ではありえないが、海外では当たり前。ただ、スポーツマンシップには反する。そもそも救護もせず抗議っておかしいと日本人は感じる。でも海外では当たり前の出来事で、自分が有利に立つことが正義だ。

 

問題は審判だ。ビデオ判定を要求したら「アンラッキーだったね」といったそうだ。でも、アンラッキーなのは、人種差別ともとられかねない、判定を下したこの審判で、全仏オープンに汚点を残した。彼にとって東洋人が人種的に優良な白人に勝つことはありえないことだったかもしれない。

 

同じホモサピエンスでも、白い黒い黄色いで差別がある。今は白いのが産業革命を起こして優勢だ。でも人口では黄色いのが優勢。黄色いのが優勢になれば白いのも黒いのも亜種になる。

 

私の花壇では植生を重んじる。アストロメディと紫ランの競争はアストロメディアが優勢。でもドクダミには敵わない。主人はドクダミの花がが好き。すごい生命力が好き。ただ、この花壇は地球ではなく私の私的空間だ。私がルーラーだ。

 

チユウリップが咲いた後、紫陽花が咲きカサブランカが咲くまで少し時間がある。ドクダミの花はその間を埋める。ずっと咲く花も植えるが基本はこれだ。花壇は生態系を重視するがプランターは少し違う。

 

加藤選手の抗議は国際的にはごく控えめだ。相手選手の訴えは普通。ボールガールをすぐ救助しなかったのは大会側の不手際ともいえる。問題は審判だよなぁ。深層心理の中で黄色人種を差別しなかったとまでは言えない。

 

それが全仏オープンの権威を著しく壊したまでは、無能な働き者の彼には分らないだろう。

 

改めて、ルーラーとして花壇を見る。ドクダミには勝てない。それならこいつを秩序の中に組み込もうか。

 

仕事をしている時の私の花壇にもいろいろな花が咲いた。あんまりぼうぼうなので管理力不足と上司に言われたこともある。でも、過去最高益を達した。無能な上司に任せていては事業部が潰れると頑張った部下もいる。

 

彼らには有能な怠け者が理解できない。何もしなければ業績が伸びるのに何かする馬鹿がいる。上司への弁明は私の役目だ。無能だけど運が良かったというのが評価だった。なんでもいいが定年まで事業部を持たせる。それが実利。

 

花壇はそんな管理職時代を彷彿させる場だ。草ぼうぼう、でも、どいつが生き残るか見ている。秩序だった花壇も夢みるが、ここはドクダミ長屋w。

 

昨日発明協会の職員と面談したが、彼は特許に関して素人という気がした。特許で肝心なことはクレーム(請求の範囲)である。もちろん詳細な説明も大事だが、そこで拒絶査定するわけではない。

 

クレームを大きく主張すれば広い範囲の権利を主張できる。その権利を限定するのが審査官の仕事だ。以前、ある特許を見せられて、「非便通である」という権利が認められていた。現実的にあり得なそうだが、ずいぶん広い権利が認められたものだと感じた。

 

非便通というのは物理学的にはあり得る。音速チョーク現象だ。つまり、審査官は知らなかったが、主張のほぼ全てが認められた。ただ、この発明は権利化されたが実用化はされなかった。30年以上前の特許で、ガソリンは全余混合ディーゼルは拡散で副式は流力損失が大きい。

 

まあ、終わった話ではある。

空き家の撤去が問題になって久しい。この問題、相続が絡むのでさらに厄介だ。親が死んで何もしなければ共同相続になる。預貯金も絡めばさらに面倒だ。何もしなければ相続人全員の共同相続になる。壊すには相続人全員の同意が必要だ。

 

これが費用も掛かり面倒。だから空き家になる。耕作放棄地になる。私の実家は分割協議書を交わして相続した。これだって外堀を全部埋めなけりゃならなかった。家内の実家は相続放棄で処分した。

 

これが面倒なので、相続の手続きをしない人も多い。特に負動産なら、面倒な手続きをした上に損をする。そんな馬鹿はいない。我が家は2人とも魔法使いなので、魔術を使って綺麗に壊したw。空き家問題の根底にあるのは相続だ。

 

魔法の呪文を特別に伝授しよう。

 

「チチンプイプイ実家よ無くなれ」

 

チチンプイプイは個別に違う呪文だが、実家よ無くなれは意思だ。いずれ崩壊し周囲から損害賠償を求めれれるかもしれない。しかもそれは孫子の代かも。