「泣いて笑って、生き延びよう」 | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

 寒風が吹きすさぶ能登半島で被災された方たちは、どのように過ごしておられるのだろう。断水や停電というライフラインが遮断された中でのサバイバルは、想像を絶する。今は自衛隊や警察・消防が救援に入っているが、いずれ一般市民のボランティアも応援に向かうだろう。歴史上、幾多の災害を乗り越えてきた日本人が誇るべき貴重な資源は、助け合いの精神と粘り強さだ。能登半島の先端にある真脇遺跡では、縄文人が四千年間も定住していたことが判明している。彼らも、幾度となく地震や津波を体験したはずだ。でも、泣いて笑って、しぶとく生き延びた。弘法護摩でも辛い境遇の人にかぎって、しばしば「ともかく笑いなさい」という言葉が降りてくる。笑いが復活の原動力になるようだ。護摩859回 直近の予定はHPのイベント欄を御覧ください。弘法護摩&オンライン「護摩は随時受付中。町田宗鳳 | ありがとう禅 (arigatozen.com)