「殿上人と下足人」 | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

 ほとんどの方はご存知ないと思いますが、わが師僧・堀澤祖門師(92)との出会いは、今から40年ほど前に遡ります。当時、私は大徳寺僧堂で筆頭の雲水でした。その頃、比叡山で籠山十二年の決死の行を達成された祖門師が、もっと本格的に禅を学びたいと大徳寺に半年ほど来られたのでした。私には身に覚えがないのですが、祖門師は「アンタには、ずいぶんしごかれたな」と今も仰っています。道場内では年齢不問の厳しい上下関係がありますから、そういうこともあったのかもしれません。その方が今や天台宗内では最上位に位置し、私は番外の最下位僧として彼の弟子となっています。人生、長生きしてみれば、色々と面白いことに遭遇するものです。

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オンライン『ありがとう禅』:11月19日、28日

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