「牛」に聞く成功の秘密 | 神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神即〈いのち〉、〈いのち〉即感謝 

神とは〈いのち〉であり、それへの感謝が信仰だ。あらゆる違いがあっても、それは闘争の理由とはならない。我々は等しく〈いのち〉を生きているからだ。その理解こそが、新しい文明の思想軸となる。

第13回「そうほう塾」


『現代人のための深読み「十牛図」』のご案内


【講義の要旨】  

 人は誰でも幸福を得るために生きています。経営者なら、まず事業の繁栄と発展を願うはずです。そしてそれを得るために、欲望という名の電車に乗って追いかけています。それが決して間違っているわけではありませんが、同じ電車の旅でも一層楽しむ方法があるはずです。

メーテルリンクの童話『青い鳥』では、幸せの青い鳥を探し求めていたチルチルとミチルが、山のあなたでなく、自宅の鳥かごにすでにいたことに気づきます。この童話が描こうとしている世界を、より思想的に表現したものが中国唐代の禅画「十牛図」です。これは本来、禅の修行者が心境を深めていくプロセスを十段階に分けて描いたものですが、画中の「人」と「牛」の解釈次第で、現代人にもたいへん深い関わりのある話なのです。

たとえば、その両者の関係を神と人、意識と無意識、心と魂、知識と想像力、常識と非常識、個と共同体など、幾通りにも解釈することができますが、さしずめ経営者なら、「人」を事業、「牛」を成功と置き換えてみると、いったい何が見えてくるでしょうか。じつは「牛」は追いかけるものではなく、向こうからやって来るものなのです。

すでに「十牛図」については、著書やNHK番組を通じて繰り返し語ってきましたが、今回はさらに一歩踏み込んだ解釈を試みたいと思います。「形が明らかになってくる」とされる丙申年に、どこまで「牛」と一体化し、新しい自己実現、あるいは新しい経営ができるか、これは誰にとっても愉快な挑戦になります。


日程: 1月23日(土)講義15-17時、質疑応答17-18時、懇親会あり

会場: 経営戦略研究所(日本橋水天宮前) 参加費:8,000円
詳細は、「町田宗鳳」のホームページをご覧ください。