インドア派です。

 

夫婦そろって

家庭菜園や園芸の才能はございません。

 

けれど

口に入れる物にはかなりこだわりますので、なるべく無農薬で無添加の食材を選んで、自分で調理します。

 

もっとも良い食材は

その季節に野山に自生する山菜だと思います。

 

だから、インドア派ではありますが、ふきのとうや土筆やセリ、ヨモギや野蒜(ノビル)やタケノコ、、イタドリやわらびなど、食材を採りに出かけることは多いです。

春はとっても忙しい。

 

中でも、わたくしが大好きなのは野イチゴ摘み。

 

4月になると、野イチゴの花が次々に咲いて、とってもかわいい。

 

そして、この花を見ながら、5月の野イチゴ摘みを妄想してほくそ笑む。

 

やがて5月になると……

 

 

 

 

日当たりのよい斜面などから順々に

野イチゴが赤く熟れて行きます。

もう、この色と形がたまらない。

 

熟れ始めのころは、まだたくさんはとれないので

朝食前に少し採ってきて、朝ごはんにトッピング。

 

 

え?これが朝ごはん?

 

はい。

朝はオーガニックのナッツをひと晩水につけて発芽させたものを生でいただきます。

ここに入っているのは、クルミ、アーモンド、カシューナッツ。

その下には甘酒でふやかしたチアシード。

そしてヨーグルトが少し。

甘酒の甘みとナッツのコクでとっても美味しいのです。

その上に野イチゴ♡

見ているだけで元気になるでしょ。

 

 

野イチゴは日々どんどん熟れてきます。

油断はできません。

そして、たくさん採れそうな日は、長靴と手袋を準備して

朝6時ごろから野イチゴ狩り!

㊟ 野イチゴにはトゲがあります。近くによくノイバラも生えていますので、必ず長袖で。

 

赤く色づいて、プリッと硬めの実が最高です。

熟れきったものはたいてい虫が入っているし、後で塩水に浸けた時、ふやけてしまうのです。

 

「今朝 熟れました!」

という感じの、新鮮な実を採りましょう。

 

 

 

ジャン!!

 

 

採ってきたら、重さを量っておきましょう。

一度に処理するのは、わたくしの場合、400gくらいがやりやすいです。

 

これを、塩水に浸けます。

だいたい水1リットルにつき小さじ1杯くらいかな?

 

確実に虫を排除するため、わたくしは、塩水に浸けた野イチゴのボウルの上に布巾を密着させて覆います。

野イチゴの中は空洞になっていて、そこに小さなアリや、芋虫が入っていることがあるのです。

1時間ほど浸けておくと、酸素がなくなって苦しくなった虫が出て来ます。

布巾をとると、裏にアリがくっついて死んでいます。

イチゴは浮いて、虫は沈むので、手でやさしくイチゴをすくいあげてざるに移し、2・3回水をかえて洗います。

 

水を切った野イチゴをステンレスかホーローの鍋に入れ、イチゴの重量の半分の重さの蜂蜜を入れます。

あ、これはわたくしのやり方なので、お砂糖の場合はもっと少なくて良いかもしれません。

そして、酸味を足して色鮮やかに仕上げるために、レモン汁やクエン酸などの酢を少し入れます。

 

 

そして、煮ます。

 

水分がとても多いので、初めのうちはこんなふうにびちゃびちゃですが、

だんだんイチゴの形が崩れて、赤みが強くなってきます。

少しとろみが出てきたらできあがりです。

時間的には、15分くらいかな?

あんまり煮詰めてしまわないように注意しましょう。

冷えると少し固くなります。

 

煮沸消毒した瓶に詰めます。

 

シーズンの間に、何度か作るので、瓶に日付を書いた付箋を貼って、冷蔵庫で保存します。

※厳密に滅菌処理できるなら、常温保存可能ですが、わたくしは自信がないので(笑)冷蔵します。

 

 

これは、今日作ったジャム。

 

普通のイチゴジャムよりも、わたくしは野イチゴジャムの方が好きなんです。

香りとプチプチ感が何とも言えず。

そして何と言っても、自然に大地から生えてくるたくましい植物ですから、生命力をもらえる気がするのです。

 

とっても美味しいですよ。

皆さまも、ぜひ作ってみてくださいね。

 

 

 

★☆★☆★☆★☆★☆

 

こちらもよろしくお願いします♪

詩集『骨格標本』