2018年9月1日(土)

大分市高城にある素敵な音楽サロン クロッシュにて

風の音書店10周年記念ライブを開催しました。

 

オーナーが、「存分に飾って良いですよ」 とお許しくださったので

花係あけみちゃんと灯係奈古ちゃんが、会場を風の音色に染め上げてくれました。

 

 

中央のタペストリーは、奈古ちゃんが前日の夜まで織っていたものです。

森のイメージ。

灯は、素材から染めて織ったもの。

 

そして、バラは ほんだバラ香園のイヴ・ピアチェ

会場が心地よい秋の風に包まれていました。

パンパスグラス(大きなススキ)は、群生地の管理者に許可をいただき、あけみちゃんが刈り取って適切な処置をしたもの。

このパンパスグラス、わたくしも少し収穫のお手伝いをしたのですが、一本一本が真竹くらいの太さがあってとても重いのです。そして葉っぱで手を切り……痛。

しかも炎天下で暑い。

美しいものを手に入れるには、それなりの苦労が必要なのですね 何事も。

 

 

 

 

 

 

開場5分前のホール。

右上の布は、奈古ちゃんが ガーゼをつなぎ合わせたものに藍染を施したもの。

これがまた風や空や山々を髣髴とさせるのです。

そこに胡蝶蘭を飛ばせています。

 

ちなみに、ふだんのクロッシュサロンはこんな感じ

すっきりとした 高級感あふれる室内ですが、風の音っぽくないですよね。

あけみちゃんと奈古ちゃんのおかげで、アウェイがホームになるのです。

いつも本当にありがとう。

そしてライブスタート。

 

第一部は、ぱたんこ屋さんの衣装で。

 

「風の音書店の10年」という、今回限りの特別な演目で、この10年間を音楽と共に振り返りました。

 

初めてのライブはKodamaとわたくしの2人で開催しました。

その初回からずっと風の音書店を応援してくださっている方々が、今回も数名ご参加くださいました。

なんと有難いことだろうと、しみじみ思います。

 

そして、Shinも、その初ライブのお客様でした。

わたくしの誘いに快く応じてくれて、2回目からは風の音メンバーとして共にステージに立っています。

 

あけみちゃんと奈古ちゃんにも、語ってもらいました。

左 あけみちゃん。

右 奈古ちゃん。

 

そして、もう一人のメンバー まーさん。

まーさんは、少し年上のお姉さま方から大人気です。

今回も、「まーさんの声、大好き♡」というご感想をいただきました。

 

 

 

二つ目の作品はイギリスの昔話「ノロウェイの黒ウシ」。

上演時間 約25分。

これは2009年の作品で、このたびリメイクして上演いたしました。

昔は分からなかった、この物語の奥深さが、再び向き合うことで見えてまいりました。

お客様からもたいへん好評で、楽しんでいただけたようです。

今後も、機会があれば上演したいと思っています。

 

 

休憩時間を挟んで、第二部が始まる前、サプライズでピアノの連弾を聴いていただきました。

風の音書店音係Kodama(奥)と、早川さん(手前)。

ピアソラの「アレグロタンガービレ」。

迫力あるかっこいい曲でした。

早川さんは、風の音書店のごく初期のころから関わってくださり、支えてくださっています。

素晴らしい演奏をありがとうございました。

 

 

 

第二部は、いつもの制服で。

 

「幸子とピアソラ」

スタインウェイピアノとピアニカが絶妙に溶け合い歌っていました。

「ピアソラの音楽って、吉原幸子の詩のために作曲されたみたいですね」という感想を述べてくださる方が何人もおられました。

何度も練習を重ねるうちに、不思議と 言葉と音楽の波長が合ってくるのです。

今回も、楽しく心を込めて上演できました。

 

アンコールは、来月 臼杵市民会館で発表するダンスとのコラボ作品の曲を。

「モンセラートの朱い本」より『この世々の、我らすべての女王』

 

 

ありがたいことに、満席のお客様と共に今回も楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

足元の悪い中、お越しくださったみなさま、ありがとうございました。

風の音書店の世界を仕上げるのはみなさまです。

またご参加くださいね。

 

クロッシュでのライブをご提案くださり、快く会場を装飾させてくださった千恵美さん、あなたのおかげでこんな素晴らしい記念イベントが実現しました。

本当にありがとうございました。

 

そして、こんな特殊な世界を楽しんでくれて、いつもわたくしを支えてくれるメンバーのみんなに、心からの感謝を。

これからもどうぞよろしくね。

 

踊り係の弓子ちゃん。

駐車場係の純さん。

応援団のみなさん。

大切な風の音の仲間たち。

なんて幸せなのだろうと思います。

 

今回の特別なチラシ。風の音書店物語。

 

チケットはしおりになります♪

この絵を描いてくれたのは、8年前の長女サキ。

サキは今回、ライブをサポートするために帰省してくれました。

家族の協力なくして、この活動はできません。

 

記念品のクッキーは、おなじみ「岩田さんの台所・おやつ」の史絵ちゃんに特別に作ってもらいました。

今回のために、《風の音書店10th.anniversary》というシールも貼ってくれて、さすが史絵ちゃん。

あなたは風の音書店おやつ係です。勝手に任命。

 

一生の思い出になりそうな、感動的な一日でした。

 

ありがとうございました。