梅雨も明け(たぶん)、連日の猛暑。

 

九州北部豪雨による被害に 胸が痛みます。

わたくしに出来ることは何だろうと考えつつ、被災された方々をただただ想う日々。

地震、噴火、水害……このような災害が起こるたび、わたくしたち人間は、なんというもろい地表に張り付いて暮らしているのだろうと思います。

 

大学を出てすぐの3年間、日田市の高校に勤務しておりましたので、日田での被害を耳にすると当時の同僚や生徒たちの顔が浮かびます。

また、その高校には筑後地方からも多くの生徒が通って来ていたので、心配はさらに膨らみます。

 

朝倉に住む教え子とはいまだにやりとりがあるため、被害を訊ねてみると、なんと実家が流され、両親が濁流にのまれたとのこと。

幸い奇跡的にご両親は助かったものの、お母さんは入院していると。

彼女(教え子)の家は無事だが、彼女は避難所のお世話をしているため、忙しすぎて実家の様子を見に行くこともできないと。

また道や橋が壊れてしまっているため、自分の所有する果樹園へ行くことすら不可能だと。

 

わたくしは驚いてすぐにお見舞いを送りましたが、なんの手助けも出来ないことが残念でなりません。

 

そのような思いを抱えつつ、この日を迎えました。

 

 

 

 

今回、風の音書店はお話会のオープニングアクトです。

 

ほんの10数分の作品とは言え、手を抜くことはありません。

事前にケイコさんから受け取った原稿をもとに、作品を組み立ててまいりました。

 

4つのパートから成る今回の作品。

 

①地球の誕生をイメージしたケイコさんの詩(書き下ろし)

②阿蘇地方に伝わる鯰伝説(ローカルメディア3 vol.4より)

③阿蘇神社の楼門崩壊と内村氏(阿蘇神社権禰宜)の言葉(ローカルメディア3 vol.4より)

④ローカルメディア3 vol.1の冒頭の詩(ケイコさん作)

 

これに組み合わせた音楽は

①流れは広く(イギリスのフォークソング)

②輝ける星よ(モンセラートの朱い本)

③五つの小品 木々、人、そして川(レオナルド・ブラーボ)

④天で幸福に生きるために(サンチャゴ巡礼の歌)

それぞれの音楽が、言葉の持つ世界を深めてくれて、よく響き合っていたと思います。

 

聴いて下さった方々から 「とても良かった」「胸にしみた」というご感想をいただきましたし、ケイコさんも大変感動してくださいました。

ローカルメディア3

 

ライブの後はケイコさんのお話会です。

 

 

 

ケイコさんは、前日 前々日と、日田の被災地に行って支援活動をしてこられました。

しかしその疲れも見せず、熊本地震後の各地域の復興への道のりを語ってくださいました。

 

復興がスムーズに行く地域は、

*住民同士の仲が良く、

*各分野にリーダー的存在の人がいて、

*普段から地域の行事などに協力して取り組む

という共通点があるそうです。

 

いざ災害が起こった時、一番役に立つのは、防災グッズよりも助け合える人間関係だと、ケイコさんは言います。

 

う~~ん、耳が痛い。

 

地域の子供会からも自治会からも脱退した我が家は、いわゆるご近所づきあいはほとんどありません。

 

興味深かったのは、日本各地に、災害ボランティアのプロがたくさんいて、どこかで災害が起こると、自前の重機を持って駆けつける という話。

NPOとして活動しているグループもあれば、会社の社長さんもいたりするそうです。

災害発生後 72時間以内に駆けつけるというからすごいですよね。

ボランティア同士 横の連絡を密に取り合って、的確に動けるようにしているのだとか。

 

彼らはみな、人に喜んでもらえることが何よりうれしいと言うそうです。

確かに、他者に貢献して共同体感覚を得ることが幸福だとアドラーは言いますよね。

でも、どんなタイミングでやってくるかわからない災害に、迅速に対応するには、超人的な瞬発力と気力・体力、そして愛と優しさが必要だと思います。

 

さて、ケイコさんのお話も終わり、いよいよハハパレ食堂。

 

 

 

ステキでしょ♡

ハハパレスタッフが腕によりをかけて作ったお料理の数々。

どれも美味しくて、話もはずみます。

 

 

 

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今回の収益はすべて、ローカルメディア3に寄付されます。

 

風じん雷じんのM子さん、チャリティー営業お疲れ様でした。

有意義な活動に感謝します。

 

ケイコさん、素晴らしい活動報告、ありがとうございました。

 

ハハパレ&ケイコさんで日田にかき氷を持って行こうプロジェクトも発足。

8月4日に決定しました!

わたくしたちでも何か出来ることはないかと考えて、決めました。

楽しみです。