ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』
日時:2022年1月8日(土)17:30
会場:梅田芸術劇場
日本のみならず世界初演作品の大阪公演を観劇
まず 感想をひとこと
大大大満足の観劇だった!
原作は漫画
派生してアニメ等で有名な作品のミュージカル化
もちろん初演
私も初見
非常に有名な作品なのに内容を全く知らなくて 知っていることといえば アニメから得た音声くらい
→「アタタタター お前はもう死んでいる」
くらい 笑
知らぬがゆえに 観劇前は家族や職場の仲間に 次の観劇作品は?と聞かれ題名を伝える時
北斗の拳と伝えるのがこっ恥ずかく感じるくらい私とは遠いところの作品だった
しかーし!
そんな私でも十分によく分かる物語として届くミュージカル作品となっていて
そんなことだけで片付けられぬほど ひとつとミュージカル作品として素晴らしい作品となっていた
有名原作ゆえ物語が素晴らしいのは当然
ミュージカル作品の要 音楽が最高だった
作曲家はフランク・ワイルドホーン
ミュージカル『ジキル&ハイド』が有名で私は他には『スカーレット・ピンパーネル』や『モンテ・クリスト伯』が観劇経験があり体感していて
素晴らしいけれど心に染み入るかと言われると そうでもなかった
しかし この作品は素晴らしいと共にロマンティックでドラマティック♪
こうくると心に残るし染み入るのだ
同じ現代の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバー作品が私に染み入る要因→エモーショナルでロマンティック&ドラマティックが加わり
私のワイルドホーン作品中NO1の作品となった
また指揮者が塩田さんで 平原さんのラブネバの時もそうだったのだけれど
この方が指揮をされると音楽に色合いが増すというか
また指揮をされている姿もノリノリになるとダンスをされているようでもあり 名実ともに彩りを添えられていた
観劇きっかけは出演者に
平原綾香さんと福井晶一さんのお名前があったこと
平原さんの歌声は歌手としてもミュージカル俳優としても大好きだ
私の中で最も心惹かれる歌手:中島みゆきさんに続く心守歌を唄うは歌姫&歌うたいさんだと思っている
必然的にご出演のミュージカル作品も全て観ている
平原さんの初ミュージカル作品は私にとっても運命的で オペラ座の怪人の10年後を描いた『ラブネパーダイ』は当然
平原さんがミュージカル俳優として板に立つ初日に駆けつけている
このブログにも当時のことが残っている
続く『ビューティフル』や『メリー・ポピンズ』も大いに楽しんだもの
ラブネバでは再演にてようやく石丸幹二さんと共演が叶い大感動した
そして この度ようやくミュージカルで福井晶一さんと共演
私の夢が叶ったなと思えた瞬間だった(本望の夢は『ラブネバ』であーやクリスティーヌと福井晶一ファントムとの共演 そして石丸ファントム&福井ファントムのWファントムをお願いしたいところ→これもこのブログに何度も何度も書き留めているところ)
平原さんの歌声は変わらず心震える
一曲入魂のその歌声は一節聴くだけで涙腺がゆるみ涙が溢れる
琴線に触れまくるのだ
今回も始終泣かされた
そして福井晶一さん!
ラオウ役でのご出演
素晴らしかった〜
歌唱もアクションもフライングも悪も弱さも
そして平原さんとのツーショットもしっかりと脳裏に収めた
ゾーザー軍団を彷彿させるダンスパォーマンスがあったり
赤い軍服とマントで勝利を求める姿はアイーダのラダメスがチラツキ
グルグルまわるフライングは野獣から王子になるのか!?と思わせたり
群像劇たるシーンでは その音遣いとリズムがレミゼの群衆か?と思わせたり等
ほんの一瞬ツッコむことはあったけど それもご愛嬌のうちと思える程度で終始作品にのめり込むように堪能することができた
ひとことで言えば→劇中のセリフを一節借用し
福井晶一のファンだった事に一点の悔い無し!
以前は福井さんのファンクラブに入会していたけれど 私は基本的に俳優さんやアーティストの人となりにはあまり興味がなくて 良い作品やパフォーマンスで感動をいただけることが最も嬉しい
ファンクラブは関西ではあまり恩恵を受けられなかったり 仲良し小好しの素の部分を見せられても私は嬉しくなかったので1年前の12月にファンクラブは退会した
梅芸は会員でもあるためチケット入手は困らない
俳優としては応援しているので こうしてご出演作品には足を運ぶ
不思議なことに そうなって初めて手放しで最高のパフォーマンス!と思える機会を得た気がする
そんな観劇だった
作品にあるテーマにも通ずるもの
ラオウに無くてケンシロウにあるもの
愛と哀しみこの作品は その愛と哀しみの胸を揺さぶるたくさんの言葉とメッセージに溢れていた
たくさん泣いた
こんなに泣くとは思わなかった
有名な作品なのに内容は全く知らなくて だけど予習をせずに観劇したも良かったようだ
本当に良い作品だった
20:40終演
20:43〜21:10アフタートークショー
マエストロ塩田の司会進行
ケンシロウ&ユリア
平原さんは『氷と微笑み』の楽曲についてや
作曲家ワイルドホーンさんとのことなどお話になっていた
確かに作曲家が現に今も生きておられて直接指導頂けるなんてしあわせ至極なのだろうなと思う
残る公演地が名古屋のみということで再演についても熱望されていた再演があるのなら そして平原さんがご出演になるのならまた必ず観たいと思える作品だった
平原綾香さん福井晶一さん
ご出演になり私に観るきっかけを与えてくださってありがとう