随分以前に読了していたのだけど感想書き残していなかったので今更なれど

 

なかなか現代では分かり切れない「お家」や主君と言う存在が興味深かったのと

ドラマの今後のこともあるので備忘録として書き残しておく

 

 

 

 

 

昨年に9月からNHK総合にて放送されている


土曜時代劇ドラマ「忠臣蔵の恋 ~四十八人目の忠臣~」



その原作

きっかけは石丸幹二さんが大石内蔵助役でご出演の由

ドラマは大石内蔵音のみで助といえばの昼行灯シーンはなく
討ち入りのシーンも音のみで
ましてや切腹のシーンもない

この原作からするとそうなるかもしれない

有名な「忠臣蔵」

お家

現代の私たちには分かりにくい  お家や  あるじの恩に報いる忠臣という概念

刃傷事件で赤穂浅野家のおとりつぶし
喧嘩両成敗とならなかった  吉良への無念を果たすため赤穂浅野家の四十七人が忠義を尽くす浪士の物語

この物語は四十八人目と言われる  きよ  という女性の目を通した物語ゆえ
討ち入りも門の外で息を潜めて ただ願っているというくだりになるため
らしくはある

『一途』

その言葉がぴったりの物語だった

恋も忠義も…

それは  きよだけでなく  仙桂尼も瑤泉院もおほりさまも

みんな  みんな  一途

方法はどうであれ  こんなにも一途に物事に向かえることそのものが美しい

そんな感想を持った

主君・浅野内匠頭の刃傷沙汰の無念を果たす浪士たち

善し悪しはともあれ本懐を遂げた男たち

しかし本懐とは?

主君の無念の仇を打つだけではなく  お家再興という悲願もあるのでは?と

結果   四十八人目の忠臣と呼ばれた  きよは後の月光院=七代将軍・家継の母となり刃傷事件で取りつぶしとなった浅野家を再興する

浪士の遺児たちの無罪放免も共に…

~女だからできること~

原作では全体の15%程度である  きよの大奥編

TVドラマでは今後(本日16/20話)描かれるらしい

全20話

石丸さん演じる大石内蔵助はもう居られないけれど

石丸さんをご縁に見始めたドラマ

主役お二人  きよと磯貝十郎左衛門の清貧ともいえる美しい一途さにドラマの今後も  すっかり楽しみになっているので

きっとガラリと変わるだろう大奥編も見続け  きよの本懐遂げるまで見守っていこう