今までの公文の経緯で書いた通り、+-×÷の四則をそれぞれ終わらせたら、分数からはぐっと楽になりました。
で、この公文の足し算なんですが。
やたら長いですよね。3AからAと、3教材にまたがってる。うちもここでは苦戦しましたが、やっぱり足し算は全ての基礎で、とっても大事。うちでは、どうやって乗り越えたかちょっと思い出したので書いてみたいと思います。
公文では、足し算を数字の表を応用して、たす1ができたら、たす2、たす2ができたらたす3というような感じで学習します。
例えば、
5+1=6
7+1=8
13+1=14
これができてから、
5+2=7
7+2=9
13+2=15
というふうに続きます。
ここで注意したいのは、
たす6ができたら、
たす7は、たす6の次の数、
という風にやるので、必ずそれまでの足し算を完璧にしておかなくてはならないということです。
具体的には、
8+6=14を完璧に覚えていれば、
8+7は、8+6の次の数、8+6=14の次だから15、
8+7=15だ!
というようにやってもらう感じになります。
じゃあどうやったら完璧に覚えるかなーと思ってうちの息子に当時やらせたのは、基本的には声を出してやる、手が止まったら、横からすぐ答えを教えて復唱という方法でした。
声を出すことによって、読む、書く、聞くの三拍子で頭に入りやすいかなと思ってやりました。
答えだけを声に出しても意味がないので、「3+5=8」と全部を声に出してもらいました。面倒そうなら、「3、5、8」だけでも構いません。
数の組み合わせが頭に入ればいいので…(この数の組み合わせが頭に入っていると引き算でも役に立ちます。)
間違えた時や、手が止まった時は、下手に数えさせたり考えたりさせずに、すぐ横から答えを言って、復唱させました。足し算の計算力をつけることと、考える力は無関係だと思ったからです。
ちなみに、公文では教材で言うと、考える力は一番早くてもB教材、例題を見て自力で解く力はD151くらいから要求されるものだそうです
もちろん、原理としては、三個のものと五個のものを合わせたら八個というような、足し算の意味みたいなものは、最初のステップとしては必要です。
でも、その原理さえ理解していれば、あとは九九と一緒でほぼ暗記と思った方が足し算力アップにはいい気がします。一つ一つの問題でいちいち考えたり。数えたりしても足し算力アップにはつながりません。いかに問題数をこなすかの方が必要です。
うちでは、教材を始める前に全問一緒に言って、さらに、教材を実際にやる時も言わせながら書かせていました。
たす5くらいからはあまり親の手を借りずにやっていましたが、たす3くらいまでは吉兆のささやき女将みたいに、ほぼ全部横から言って復唱して書かせていました。そこまでが完璧にできるようになると、なんとなく、たす4ならたす3の次の数なのかな、と理解してくれたようで、自分でできるようになりました。
その後も、その単元、
例えばたす5ならたす5の単元を学習する時に、
初めての時はもちろんたす4の次の数として考えてもらいましたが、
復習を重ねて最終的には、たす5はこれ、とパッとすぐでてくるまでやりました。
そうしないと、たす6に入った時に、たす4を考えて、その次の数のたす5を考えて、さらにその次みたいになってどんどんこんがらがってしまうと思ったからです。
でも、当時3歳で、ホントにやったことをすぐ忘れるので、たす5の単元の時でも、たす1からたす4まで、終わっている教材を毎日復唱するのを並行していました。
当時は癇癪もひどかったし、思い出したら大変だったなあ足し算…