今年もまだまだ残暑厳しくなりそうですね。
 
学生の頃は
夏休みの終わりと
宿題の残り
 
あ〜ぁ
 
という「空しさ」が
私の中では季語になりそうなほど
一瞬少し憂鬱だったりする感覚が
あったのを思い出します。
 
でも今はむしろ
季節の移り変わりの
微妙な味わいを日々楽しめる
貴重な時期と思えるようになりました。
 
この季節にしか着れない装いの
色あいや肌あいなど
あれこれ予想して出かけても
 
まだまだ汗ばんだり
時には風のヒンヤリさが
身にしみたり
 
自身の感覚がなかなか
大気の状態をつかみきれない
ということも体験します。
 
しかし、
心身共に引き締まってゆく
 九月ですね。
 
語源由来辞典から「長月」です。
  語源は諸説あり
  新暦の十月上旬から
  十一月の上旬にあたり
  夜がだんだん長くなる
 
  「夜長月(よながつき)」
 
  の略とする説。
 
  その他、
  雨が多く降る時季であるため、
 
  「長雨月(ながめつき)
 
  からとする説。
 
  「稲刈月(いなかりづき)」
  「稲熟月(いなあがりつき)
  「穂長月(ほながづき)」の約や、
 
  稲を刈り収める時期のため、
  「長」は稲が毎年実ることを祝う
  意味からといった説。
 
  「名残月(なこりのつき)」が
  転じたとする説などがある。
 
  この中でも「夜長月」の略
  とする説とする説は、
  中古より広く信じられている説で
  最も有力とされている。
 
とあります。
九月は小の月なのに
なんで長月なのかな、
などと思っていましたが
そんな単純な長い短いでは
なかったですね。

稲(イネ→イナ)のイは抜けて
ナの音が強調された形で
稲の成長を表していることも
 
「長い」の意味を含んでいるのも
頷けます。
 
そしていよいよ収穫の秋。
 
今年チャレンジしてきたことに
どんな成果が表れるでしょうか?
 
といってもそんなに期待せずにいても
 
気づいたら叶っていた、ということも
よくあるので気楽にいきたいものです。

また、おもしろそうな何かが見つかれば
取り入れて

道のりは長くても
気長に信じて進みたいものです。