お蔭さまで、昨年12月17日に「洛中洛外風散歩町家ショップらりぃ2008」をぶじ終えることが
できました。ご協力いただきましたみなさま、厚く御礼申し上げます。
終了しましてから早、1月がたったわけですが、間に年末年始をはさんでいることもあり、
いまだ整理がついておりません。反省。
そもそも、スタンプラリーを始めることになったきっかけは、みなさんにもっと町家を
みていただく機会をふやしたい、そして、町家が骨董品ではなく現代の生活にフィット
するものであるということを実感してほしいということです。
これは現在もかわっておりません。
誤解をおそれずに申し上げるのなら、
当会のスタンプラリーは、スタンプラリーが目的ではないのです。
ですから、スタンプ5個で賞品云々なんていろいろ言うておりますが、
スタンプをためてもらわなくても、5軒UPにならなくても、「町家をみてやろう」という
きっかけにさえなれば、当会としては十分満足なのです。
会として各店の集客UPとか売り上げ倍増をもくろんでいるわけではありません
(ま、結果としてそこへつながればありがたいことですが)。
スタンプためてもらって何かプレゼントもろてくださいね~というのは、いわば
おまけ的な要素で、本来の目的はそこにはありません。せっかくまわって
くれはったんやから、ちょっとした御礼をしましょうよ・・・という感じかな。
もちろん、らりぃをまわってくれはるお客さまがどのようにらりぃを愉しんで
くれはってもOKなのは言うまでもないことですが。
らりぃをする目的は上記の他に、事務局サイドとしては、店主間のつながりの
深化・・・というのがあります。
参加店は個人企業が大半で、それぞれ営業時間やお休み、
業態も異なりますので、なかなかつながりを持ちにくい面があります。
当会のらりぃがきっかけでそこの部分に少しでも寄与できたら・・・と思って
おります。これはこれからの課題ですね。次回までにもっと考えます。
よく言われることですが、石田梅岩等からつづく「京都商法」は他地域では
機能しないというか、京都ならではの商売のやり方・考え方です。
当会は目的として「京都ならではの文化の継承・発展」を謳っております。
この「京都商法の心」を伝えていくことはまさに「京都ならではの文化の継承」に
つながることだと信じます。
そういう見地からいうても、今後は「起業したい人」を対象とした何かを
考えていかんとあきませんね。
事務局長・井上裕子♪