何処まで行こか? 北海道編32 | 風香風草のブログ

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毎度どうも
 
「士幌線タウシュベツ川橋梁跡」のツアーは、「幌加駅跡」に続きます。
ツアーガイドの方からの聞き取りですと、幌加駅は士幌線の起点・帯広駅から69km、終点・十勝三股駅まで7kmの位置にあり昭和14年に開業した駅だそうです。
昭和29年の洞爺丸台風により幌加周辺に大量の風倒木が発生し、その処理に多くの労働者が入り、住宅・商店・飲食店・事業所などが建設されれた様で、昭和37年頃の幌加は約80軒の建物があり、350人くらいの人が住んで賑やかな町を形成していたそうです。しかし風倒木の処理が終わると、人は次第に消えていき昭和53年、糠平駅~十勝三股駅間、18.6kmの列車運行が廃止され、幌加の駅としての役割は終焉を迎える事となった様です。

苔生した駅舎の便壺の跡やコカ・コーラの空き瓶が、人の営みがここにあった事を感じさせます。


手動のポイント切換器、現在も動きます。

綺麗に草刈り管理されてる線路だった所


鉄道遺構巡りで、すっかり鉄ちゃんになってますね。でも、朽ちたコンクリート橋梁や錆びた鉄のレールが無理なく自然に溶け合っていて、長い時間の経過がそうして景色を創っているんだろうな〜 と感じたツアーでした。


それでは また。     

       


           

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