「どれだけ道を歩めば一人の男とみなされる」

 

「どれだけ砲弾が飛び交えば 撃つことを止められる」

 

「ある人々が自由になるには 人は何度見ないふりをして顔を背ける」

 

「人はどれくらいの耳があれば 人々の悲しみが聞こえる」

 

「どれくらいの人が死ねば あまりに多くの人が死んだことに気づく」

 

ボブ・ディランの「風に吹かれて」の和訳抜粋です

付け加えるなら

 

「人はどれだけ 金を巻き上げれば気が済むのだろう」

 

「どれだけ原発を作れば 満足するのだろう」

 

「どれだけ放射能を拡散すれば 地球の苦しみが分かるのだろう」

 

「人は人類以外の生物に生かされていることに気がつくのだろう」

 

「いつまでも自分さえよければとの思いの間違いに気づくのだろう」

 

 ETC

 

など、あまりにも伝えたい事が心に湧き出てきてとまりません。

 

唄は無力ですか? ボクたちの叫びは無力ですか?

 

 

 

ふと、自分を振り返ってみる。こんな唄を思い出しました。

 

 どれだけ歩いたのか 覚えていません

 気づいた時は 風の中

 涙がひとしずく 頬をつたう頃

 淋しい夜だけが むかえに来ました

 あ~あ人生は 流れ星

 いつ果てるともなく さまようだけです

 

 いろんな言葉にまどわされました

 枯葉の舞う音も 覚えています

 一人でいてさえも 悲しい町で

 愛をみつけても 言葉がないんです

           by 拓郎