東京は雨が続いています。
恵みの雨といって、雨の日は好きなのですが、去年に引き続き、今年も雨による災害が多い年になりました。新しい台風が来ていますが、何事もなく通過するのを祈っております。今は穏やかな雨なので、雨の日のうたを。
Aphrodite's Child, "Rain And Tears"(1968)
「アフロディーテの子供」という名のグループです。彼らはアフロディーテの子供にしては、相当むさ苦しいけれど。プログレッシヴ・ロックに分類されるのかな。どちらかというと、ギリシアのドメスティック・ポップ・グループのような気もするけれど。キング・クリムゾンを修了した人たちが、このアフロティティス・チャイルドやゴング、ソフトマシーンに走って行った。ヨハネの黙示録を題材にした組曲「666」だけ聴けばやっぱり、プログレなのかしらん。このグループの中心人物は、ヴァンゲリス・パパサナシュー。映画『炎のランナー』の主題曲”Chariots of Fire"を作った人ですな。ハープシコードが、クラシカルさをあざとく演出しているヨーロッパらしい一曲。
Steely Dan, "Bad Sneakers"(1975)
すみません。Steely Danマニアなので。タイトルに"Rain"はありませんが、歌詞中サビに”Yes I'm going insane/And I'm laughing at the frozen rain"(ぼくは頭がおかしくなって、凍てつく雨のなかで大笑い)と、「雨」が出てきます。亡きウォルター・ベッカーのギター・ソロの盛り上げ方が良いし、バックボーカルのマイケル・マクドナルドが良い仕事をしています。ドラムはもちろんジェフ・ポーカロ。"Bad Sneakers and a Pina Colada, my friend"というのはまったくもって意味不明ですが、ピニャコラーダを飲みたくなるわけです。
Freddie Joachim, "Autumn Rain"(2010)
こういうのはJazzy Hip Hopっていうんですかね。このビートはおそらく誰かのサンプリングで、どこかで聴いたことがある気がとてもします。Dubの要素なんかも入っていて、もう何が何だかわからないのですが、ミニマルでかっこいい。カリフォルニア出身のフレディ・ヨアキムの「秋の雨」。
秋の長雨で無聊をかこっている人々には、セルフ・リブログですが、続きとしてお楽しみ下さい。雨にちなんだ歌を、30曲以上のてんこ盛りにしてあります。
Good Luck