先週気になった仮想通貨関連のニュースを、まとめてご紹介します。

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「バイナンス、南アフリカで一部サービス停止へ」(2021/10/9)

■外部リンク:CoinPost「バイナンス、中国ユーザー向けサービスを年末までに完全停止へ」(2021/10/13)

ちょっと久しぶりに、世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスの話題。

あちこちの国の規制当局から警告を受けてきた流れを受けてでしょうか、南アフリカではデリバティブなどの取引を来年1月にサービス停止

そして、中国本土のユーザーに対しては、ほぼ全てのサービスを今年末に停止、とのこと。

 

 

■外部リンク:コインテレグラフジャパン「ビットメイン、マイニング機器の中国本土への出荷停止」(2021/10/11)

大手マイニングマシンメーカーのビットメイン

少し前に、中国へのマイニング機器の出荷停止を計画中? という未確認情報を取り上げましたが、このほど正式に発表されました。

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「中国のNFT市場活況 仮想通貨規制強化の一方で」(2021/10/11)

上のバイナンスやビットメインの件は、中国の仮想通貨規制強化の影響をあからさまに受けているわけですが、その一方、NFT (非代替性トークン) がかなり人気を集めている模様

例えば、中国マクドナルドが同国進出31周年を記念したNFTをリリースしたり。

(31周年ってえらく中途半端ですけど、あちらでは何か意味があるのでしょうか?)

 

ただ、かの国のNFTは、私たちの知るNFTとはいささか趣が異なるようで……。

「こうしたNFTと中国外で取引されるNFTの大きな違いは、支払いにイーサリアム(ETH)などの仮想通貨ではなく、法定通貨である人民元が用いられている点だ。

また、世界に広がるパブリックブロックチェーンではなく、集権型台帳に記録されているため、購入したNFTを外部(世界)の二次市場で売買することはできない。」

前者もアレですが、後者はなかなかスゴいですね。

はたしてコレを「NFT」と言っちゃっていいのか、少しく疑問だったりもしますが。

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「米パンテラCEO、ビットコインETFの事実売りに警鐘鳴らす」(2021/10/12)

アメリカでビットコインETF (上場投資信託) が承認されるかどうか、という話題。

これまでのところ、ひとつもSEC (米証券取引委員会) からの承認を受けることが出来ていません。

が、ここのところ、ゲンスラーSEC委員長がビットコイン先物ベースのETFを支持する発言を繰り返してみたり、にわかに期待が高まってきた感があります。

複数の企業から複数の申請がされているのですが、判断予定日がもっとも早いものは10/18とのことで、この前後はマーケットが荒れたりするかも?

(ちなみにこの記事の中では、実際に承認がされた場合に「セル・ザ・ファクト」でビットコイン価格が下がるかも、と注意を呼びかけています)

 

 

■外部リンク:CoinPost「「ビットコイン先物ETF」判断、2022年まで先送りの可能性も 専門家が分析=米CNBC」(2021/10/13)

ビットコイン先物ETFが承認されるか問題について、上の記事では

「もう今すぐ、今月中にも承認されるよ」

という楽観的なスタンスでしたが、

「いやいや、来年以降に判断がズレ込む可能性は十分にあるぞ」

という冷静な見方もあるようです。

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「ビットコイン、採掘シェアは米国1位に=英ケンブリッジ大学の最新データ」(2021/10/14)

中国の仮想通貨規制は、ビットコインマイニングの勢力図も大きく変えることに。

少し前までは中国がマイニングのトップシェアを占めていましたが、8月のデータではアメリカがトップに立ちました。

なお、2位はカザフスタン、3位はロシア、4位はカナダ、5位はアイルランド

 

 

■外部リンク:CoinPost「ビットコイン、トルコリラ建で最高値更新」(2021/10/14)

今月に入ってから、さらに騰勢を強めつつあるビットコイン (BTC)

ドル建の場合、今年4月の史上最高値を更新するにはあと一歩二歩といった感じですが、トルコリラ建では一足先に最高値が更新された模様。

その背景には、為替市場におけるトルコリラの急落があるようです。

いずれにせよ、こうしたニュースが出てくると、いよいよ本格的な最高値更新が近いのかも、という気になってきます。

 

 

 

■外部リンク:CoinPost「速報 SEC、ビットコイン先物ETFを承認の方針か=ブルームバーグ報道」(2021/10/15)

上でも取り上げた、ビットコイン先物ETFが承認されるか問題。

この話題について、ブルームバーグが

「米SECがビットコイン先物ETFを承認する可能性がある」

「SECはビットコイン先物ETFの申請を却下する可能性は低く、来週あたり取引が開始するかもしれない」

と報道。

マーケットも早速この報道に反応して、(取引所によっては) ビットコイン価格が6万ドルにタッチする上昇を見せました。

 

 

■外部リンク:CoinPost「速報 米SECがビットコイン先物ETFを承認、同国初」(2021/10/16)

と、ここまで触れてきた米国のビットコイン先物ETF問題ですが、先週金曜についに承認されました

今回承認されたのはNYSE Arcaに上場される「ProShares Bitcoin Strategy ETF」で、18日にもローンチ予定とのこと。

これを受けて、ビットコインはドル建てで6万2千ドル台に

さらに、円建てでは700万円台を突破して、史上最高値を更新しています。