『生き物の死にざま』を読む | 社会保障を考える

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いろんな生き物の「死にざま」を紹介しています。この話の始まりは「空が見えない最期」としてセミの最期です。

「セミは必ず上を向いて死ぬ。昆虫は硬直すると脚が縮まり間接が曲がる。そのため、地面に体を支えていることができなくなり、ひっくり返ってしまうのだ」

  草思社文庫版の帯に「すべては『命のバトン』をつなぐために ゾウ、サケ、カマキリ、タコ・・・・生命の【最後の輝き】を描く」とあります。死に前にして知っておきたいとも思うが、個別の事情があるにせよ、死は「命のバトン」をつないでいくためと言うが、果たしてそうばかりとは言えないかもしれません。多くのヒトが苦しみながら死んでいくことも少なくない。命のバトンを渡せないのはどういう意味があるのだろうか。例えば、ウクライナ侵攻で奪われているいのちとは・・・。