男の介護 | 社会保障を考える

社会保障を考える

社会保障法の実現を目指して共同の可能性を考えたい

 

2019516日西日本新聞の連載からです。男性の介護者のケースが紹介されています。自分の場合どうなるかと考えながら読んでいます。

 

「愛すべきケアメン 西尾美登里

気付くと首に手をかけていた

「妻の首に手をかけたら妻がほぼ笑んでいたんです。心中しようと思ったけれど、われに返って手を止めました」。そう打ち明けるのは外山努さん(68)。妻の禮子さん(69)の頬をなでながら「妻はいとおしく、かけがえのない存在。介護は今、私の生きがいです」。

禮子さんは47歳ごろから物忘れ や疲れやすさを自覚し、不安を抱えていたものの、努さんには相談しなかったそうです。物忘れはだんだんひどくなり、夫婦げんかが増えました。外出が減り、家事もしなくなる妻に努さんは「おかしい。うつかな」と感じて病院に連れて

行きましたが、原因は不明でした。もともと被服関係の仕事をしていて美意識が高かった妻は、化粧をすることが少なくなった反面たまにする化粧はチークや口紅が濃くなりました。そして52歳のとき、病院で認知症と診断されました。意味が分からずポカンとする 妻の様子が努さんにはショックでした。()

歯を食いしばりながら仕事と介護に追われた努さん。ついに体が悲鳴を上げ、椎間板ヘルニアになりました。自身の体をいたわるため2カ月の有給休暇を取ったものの、介護に没頭するあまり、心も 追い詰められていきました。気が付くと、妻の首に手をかけていたのです。その時、禮子さんの目に、夫はどのように映っていたのでしょうか。

禮子さんが「ほほ笑んだ」理由は、大好きな夫が目の前に居て、大きな手で首を触ってもらって、うれしかったからなのかもしれません。 夫婦双方が大切に思い合う気持ちが想像できるだけに、何とも言えない苦い思いが湧き 上がってきます。 その後、努さんは勇気を出して上司に相談し、勤務時聞が不規則だった当時の仕事から転職したことで、今日まで介護を続けています。(以下略) (日本赤十字九州国際看護大講師、福岡市)

 

基礎年金だけなら働く必要があるでしょうが、私なら働くことが不可能です。生活保護に頼るしかないと思いますが・・・。転職も難しい・・・。