生活できない年金の人が多い | 社会保障を考える

社会保障を考える

社会保障法の実現を目指して共同の可能性を考えたい

 

便利なものがありますね。

 

「軽量の 折り畳み型  スマート・スロープ

89640(長さ1メートルタイプ) ランダルコーポレーション (埼玉県朝霞市〉

 電話=048 (475) 3662

 

車椅子での外出に重要なのは家からの出入りのしやすさ。玄関周りの段差は家によって違いますが、多くの場合 20センチ程度はあるようです。 その高さに対処するのに役 立つのが折り畳み型スロープ ですが、介護者にとっては、 これを置いたり外したりする作業が楽ではありません。写真はとても使いやすいスロープです。さまざまな種類がありますが、長さ1Mのタイプで重さは6キロと軽量。畳んで横長に置けば、そのまま自立しますし、中央部に付いた太い取っ手は持ち運びに便 利です。走行面には矢印が描 かれていて、車椅子が移動する目安になります。 矢印は黄色く目立ち、転落 防止の目安にもなります。ス ロープの先端はアルミ素材で 薄く、車椅子のキャスターが 楽に上がれます。

実際に持つと確かに軽く感じました。スロープが使いやすいと気軽に外出できます。介護度によりますが、介護保険では貸与の対象品です。(高齢生活研究所代表・浜田きよ子)」(20161215日西日本新聞)

 

今国会で盛り上がらなかったのが年金削減法です。マスコミも世代間対立にすりかえて問題点を明らかにしませんでした。

 

「年金制度改革法

NPO法人ほっとプラス代表理事  藤田孝典氏

「下げるだけ」には反対

 

―年金給付を抑制する法が成立し た。高齢者の暮らしへの影響は。

 「日本の高齢者は年金への依存度 が高い上に、10万円以下という人 も多い。月に500円や千円減るだけでも、食費や入浴回数を減らすなど生活を切り詰めざるを得ない人が出てくる。支給額を下げるだけという施策には反対だ

ー政府は、国民年金で「基礎的な生活をおおむね賄うことができる」 と説明しているが。 「以前は生活できた。国民年金は 家族がいることが前提で、地域コミュニティーも支えになっていた。退職金や貯蓄があり、金利も高く、年金で暮らしていけたが、都市部ではそういう状況ではなくなってい る」

―政府は将来世代の給付水準を維 持するために必要な法改正だとして いる。

 「財源がこれしかないから、今の高齢者と将来世代でバランスを取らないといけないという小手先の議論だ。必要な給付に対し、財源をどうするかが議論の本筋のはず。年金生活者が困窮している姿を見れば、若 い世代は制度を信用できない。税負 担を増やしてでも『老後は安心』と 思える制度を整える必要がある」(略)

―どういう制度が、貧困対策の理想像か。

「北欧型の福祉社会を目指すべきだ。公営住宅を増やしたり、家賃補助制度を入れたりして、住居費負担をできるだけ軽くする。さらに医療、介護などを無償化する。そうすれば、

年金が月10万円以下でも十分暮らしていけるはずだ

 

新聞の投書に生活保護以下の年金で、何兆円ものオリンピックと言われると生活にまわしてほしいという声がありました。そういう声を押し殺した人たちがいた。