秩父銘仙の話し、命の話し | ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

ネコに学ぶ・・うちにはいないけど

昭和23年生まれ。
太極拳を稽古したり、韓氏意拳を学んだりしています。
ヒモトレを知り、マンサンダルまで来て、
面白いことを探す毎日の忘備録

ネコはワガママに見える。

ネコは好奇心で動いてる。

そこが私と似てるところ。
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気持ちに余裕があると、

土鍋でご飯を炊きたくなります。

今朝は出掛けるのがゆっくりだったから、

アマランサスご飯を炊きました。

中パッパは二、三分。

薄っすらお焦げです。

二重の火だから、

調節しやすい。

電気より、炎で炊きたいのです。

自己満足。

 

朝のうち、

雨が降ってましたが、

出掛ける前に止みました。

青空がチラリ。

川越線から京浜東北線に乗り換えて、

西川口駅からはバスで行きました。

 

おにぎり持って出かけたのは、

川口市のスキップという、

埼玉県の施設でした。

定員300名のところ、

半分も埋まってませんでした。

撮影禁止なので写真は無しです。

私の原風景には伊勢崎銘仙を織る、
優しかったおばさんがいるのです。
 
秩父銘仙と伊勢崎銘仙は違うかもしれません。
今回は、
秩父銘仙が、
明治政府の殖産興業のため、
Bランクの絹糸を生かすための解決策だったのが、
三越などの営業と相まって、
庶民にも着られる絹ものになったと知りました。
今はもうほとんど、
絶滅危惧の仕事の様でした。
 

帰りはすっかり晴れたので、

歩けたかもしれませんが、

ラッシュ時の電車を避けたくて、

同じルートで帰りました。

 

電車でこの本に、

ガーンと一発喰らった気がしました。

生き物は単細胞の時の細胞分裂による、

遺伝子の存続から、

有性生殖、

卵生から、

哺乳動物へ、

進化しながら、

適者生存の仕組みを作ってきました。

 

多くの生物の、

オスは生殖が終わると死ぬ。

メスは産卵を終えると死ぬのです。

さらに死体が子供達の食糧になることもある。

遺伝子を残す、

そのために生きている様です。

 

振り返って、

LGBTって人類にとってどんな意味なのかな?

個人の趣味、嗜好は自由だと思うけれど、

生き物として、

少し遠くから見たら、

何が見えるだろう?

 

そして、

今生きている私は、

いつ消えても問題はないと覚悟が大事です。

 

アリやミツバチなどの真社会性の種には、

生殖の役目を担う、

女王とオス、

その他はワーカーとソルジャーが存在するのですが、

遺伝子を遺すという事に関しては、

全て役割が違うだけで、

全て共通の目的なのです。

 

役割といえば、

秩父銘仙の話に出てきた、

分業のことと重なりました。

日本という国では、

役割分担が生きてると思います。

それが互いの支え合いに繋がっているのでしょう。

 

鳥や犬には、
人の様な感情みたいなものはあるのだろうか?
 
草食動物と肉食動物に善悪は無い。
肉食動物も最後は他の生き物の食べ物になる。
 
人間以外の生き物は、
命の仕組みだけに従って、
生まれて死んでいく。
 
人はブロイラーのニワトリを、
4、50日で食卓にのせる。
実験用のハツカネズミの命は、
人が長生きするための医療などの実験に使われる、
人も生きなくてはならない。
だから、
ハツカネズミを実験に使うのは間違いではない。
しかし、
それを無いものにはできませんね。
 
最後の章は、
私の関心のニホンオオカミについてでした。
オオカミは大神だったのに、
狂犬病やジステンパーに追われて、
いなくなってしまいました。
 
秩父銘仙と、
生き物の存続は、
全く別物なのですが、
重なってきました。
 
この本は死を通して、
生きることを問いかけています。
老化も死も、
生き物という視点で見ることで、
人社会から少し遠くから見ることが出来ました。

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ケハレの日の料理メモ