ネコはワガママに見える。
ネコは好奇心で動いてる。
そこが私と似てるところ。
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午前中にヨーコさんに香菜(コリアンダー)の種を届けに行きました。
ヨーコさんちは道から急な狭い坂を上がったところに建ってます。
ワタールさんが丁寧に淹れてくれたコーヒーを頂いて、
さて帰るぞとなってからが、
大冒険の運転でした。
ヨーコさんが傍で「ハンドルを戻して」とか言ってくれたのですが、
往ったり来たり、
時間をかけてとうとう道に出ました。
と言っても5mも無いような坂なのですが・・・
飯能の町を横切って日高市に帰りました。
戻りがてら図書館に寄って本を返してきました。
一昨日読みました。
初恋?のお話し。
少女の成長のお話し。
そして冒険旅行の話しでもあります。
セシルとテンジクネズミのジャンピエールの話し。
ポールギャリコのお話にはよくサーカスが出てきます。
しかし、本当に文章が良くて、
構造がしっかりした物語でした。
途中で止められなくて、
とうとう12時までかかって読み終えました。
昨日、今日でこれを読みました。
てっきりセシルのお話しと似た物語かと思いましたが、
全然違いました。
これが児童書というのも?です。
子どもにこれが理解できるのだろうか?
確かに息詰まるような物語ですが、
大人の男女でないと分からないような世界です。
この冒険潭を読んで、
今、現在の日本にいる私を取り巻く世界は、
平和な世界ではなく、
この物語が書かれた1930年代のヨーロッパと、
同じ状況にいるのだと分かりました。
この本を多くの大人に奨めたいと思いました。
ポールギャリコの描く男女は、
外見の美女や美男が主人公ではありません。
でも正直で、
好奇心に目をキラキラさせていて、
人を思う心があるのです。
ハイラム・ホリデイもちょっと小太りの、
もうすぐ40歳で、
鉄縁のメガネをかけています。
脇役には美男美女が出てきますが、
主人公の魅力は褪せません。
人生は冒険だけど、
苦しくても失っては自分でなくなるというものがある。
辛くても諦めずに、
頭をフル回転して生き抜くホリデイに励まされました。
ささやかな毎日の中で、
心を曲げないことは、
大きな冒険だと思いました。
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