心ちょっとばかり寂しい日に、先に逝ってしまった子らの写真を | なぜぼくらはおいていかれたの 

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地球はみんなの星 猫も犬も大きな動物も小さな生き物も人間も 心に感じる思いをまげず ゆうゆうとのうのうと生きる星 

元気に朝、夕、散歩に行ったね

 

 

朝日がのぼると、こうして陽ざしの注ぐ狭いベランダにたむろした ここは一階 二階にも 食堂側にも 40匹が家の中を自由にしていた 夫は要介護4の時代で 夜中の徘徊 突然の失踪などあった みんなを連れて死にたいほど疲労の長い時代 住民も役場もセンターも獣医も

愛護者も ただ無理解でゆがんで意地悪で冷たいとしか思えない時代でもあった    でも 空は青く 音楽は心満たし 友は屈託なく助けて下さった 神は在るか? と独りよく暗い空に問うた     ”神は在る” 内なる己のその声に救われてきた  辛かった孤独の現生はまもなく終わる