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六月下席千秋楽。
夜の部。

柳家初花
  てんぷら屋だけに、あがるって話。
  志ん五師ので、何回も何回聞いた。
  が、何て題だ?
  『新聞記事』か?
  若々しい。

林家正楽  『紙きり』
  大作が多い。
  構図が素晴らしい。
  いつも、世の中を、紙きりしてしまおう、
  という目で、生きてらっしゃるのか。

鈴々舎馬るこ  『初天神』
  冒頭、風がふけば桶屋が儲かる馬るこ版、
  もうちっと面白くなると思う。
  あめなめるとこ、
  もうちっと自然に。
  これは、年季か。

柳家一琴  『やかん泥』
  メリハリばっちり。
  たいへん密度の濃い高座でした。
  演者が、いいカロリーの消費をした感じだ。

近藤志げる  『アコーデオン』
  北原白秋をテーマにたっぷり。
  練りこんだ語りが素晴らしい。
  声のボリュームも自由自在だ。
  20年前はこの人、なんか虫が好かなかったが、
  今は、とても虫が好くなあ。

金原亭馬生  『親子酒』
  いやあ、完成度の高い極上の一品でした。
  表情いいし。
  人物の気持ちが伝わってくるし。
  めりはりあるしね。
  しっかり笑えるし。
  ごちそうさまでした。

鈴々舎馬桜  『持参金』
  本日の金額、200円でした。
  冗談とも本気ともつかぬ口調ですすむ。
  どおもこの話、好きじゃないんだなあ。

翁家和楽社中  『大神楽曲芸』
  真ん中の女の子さんの
  顔の上に色々積み上げるのを中心に構成されてました。
  
柳家さん八  『小さん師匠の話』
  お弟子さんが語る小さん師匠のエピソードは、どれもいい。
  得意の昭和天皇も出演。
  やりっぷりが、おとなしい。
  客が満員バージョンか。
  小さん師の話だからか。

入船亭扇橋  『田能久』
  すっきりした結構な田能久でした。
  あんまりゆれてなかった。

仲入り

柳亭燕路  『夢の酒』
  早稲田出身とは思えぬ、噺家らしい、いい顔。
  この顔じゃなかったら、噺家になんなかっただろう、
  と、勝手に思うぐらい、いい顔、お笑いとして。
  いつも、わかりやすくて、けっこうです。
  口調も、表情も、はっきりくっきり。

ホンキートンク  『漫才』
  若手。
  ちとおどおどしてた。

むかし家今松  『近日中』
  今松さんのほのぼのした世界で客は遊ぶ。 
  この日、
  さげが、ぴしっと決まった。
  当然の、
  みんな知ってる、
  知らなくてもさっしにつくさげなのに。
  最後に、軽い速球で、三振とった感じ。
  さげ知らない人は、大関心だし、
  知ってるこっちも、
  思わず、うけた。
  もう一度決めようと思ってもむずかしいのではないか。
  絶妙の速さでした。
  
春風亭一朝  『かみくず屋』
  楽しく歌ってはしゃいで、
  客も演者も大満足♡

花島世津子  『マジック』
  自分で自分を元気づけながら。

柳家小三冶  『あくび指南』
  長いまくら。
  今日は、まくらだけなのか、
  と思ってたら、噺に入った。

  いいまくらでした。
  話の湖を小三冶師がゆったり泳いでる。
  こっちいこうか、
  こんな景色か、
  こんな泳ぎ方したみようか。
  ああ、ちっと水飲んじゃった。
  こちらも同時に体験するような。

  花島さんの自転車駅横断話。
  2日前の客席のセクシーな方話。

  落語も聞けて、得した気分です。
  さっぱりした文体の落語、
  楽しい。
  ちょこっと、
  小さんっぽい口調あったりで、
  うれしい。

  何より元気でいい。
  去年、末広で、一回、
  元気のない野ざらし聞いて、
  ありゃりゃと思った。

  満員のお客も大満足。

帰り、
酔水亭珍太さん、
今松師匠、
通貨の鬼平三重野元日銀総裁、
に似た方と、
飲み屋でうどん屋でカラオケ屋で、一杯。

小三治師のまくらのセクシーな客は、
ほんとに二日前にいたそうです。
二日前に来ればよかった。