また行った。
また行ってよかった。
当初の予定では、鈴本で、三枝なんだったんだけど。
ライブ感にひかれて。

昼、高田文夫のラジオ。
きのう、ずんずん調査の人来てた話など聞く。
たまらん。
気がつくと、ずるずると、都営新宿線・新宿三丁目駅だ。

まだ、昼席なのに。
スケッチブック忘れる。だから今日は絵なし。

新山 ひでや・やすこ  『女性タクシー→離婚披露宴』
  初日と違うネタ。
  漫才の人が、同じ興行(10日間)で、
  違うネタをやるだけで感動する。
  それが面白い。
  旦那が奥さん、活かしてる。
  やすこ、連続縁起の悪いメドレー、実に楽しい。

桂 歌春  『鈴が森』
  という題でいいのか、
  泥棒の噺。

春風亭小柳枝  『桃太朗』
  この師匠のこの噺、何度か聞いてる。
  のに、新鮮だった。
  期待してなかったからか。
  出来がよかったんだろう。
  ご本人も気持ちよさそうだ。

玉川スミ  『三味線漫談』
  かっこいい!
  初日と違うネタ。
  気持ち良くしかられました。
  東京の民謡が都都逸で、
  都都逸から演歌が生まれたのだ。
  子供みたいに背が低いから、15階から落とされないか心配だ。
  北朝鮮がミサイル飛ばすかも。
  など、ネタがピチピチしてる。

桂 竹丸 トリ 『特攻隊基地そばの食堂のおばさんの話』
  初日と同じ。
  幸い(?)、初日は、寝たので、初めて聞く感じ。
  そりゃあ、泣けるよ。
  少年兵なんて出されたらね、
  うちの子の将来とか想像しちゃえばさあ。
  これは、これでプロがトリでやっているので、
  完成品なのでしょう。

  んが、わたしの好みをひとつ、ふたつ。
  登場人物に、悪人は無理でも、笑えるキャラ、  
  なりエピソードがほしい。  
  例えばあんころもちが好きな少年がいる。
  おばさん、理由もなくそれを察しちゃうけど、
  人が食べてるのをよだれだらだらずっと見てればわかる、とか。
  あんころもち食べ過ぎて、お腹こわした、とか。
  つぎに、来たとき食べられないのが、効果的になる。
  よりくさくなるわけですが、
  この際行くだけいったほうが。
  世話人をちょっとエッチにして、おばさんをくどかせるとか。
  おばさんを、あわてんぼかなんか、明るく笑えるキャラをつけるとか。
  ま、当たり前の味付けがほしい。
  実在の人物が登場するのでやりずらいのはわかりますが。
  話は、泣いて笑ってで進行してほしい。
  
夜。

鯉斗  『道灌』
  長瀬みたい。

三遊亭遊喜  『うなぎ屋』
  隅田川で水飲まなかったなあ。

ぴろき  『漫談』
  ♪明るく 陽気に 行きましょう
  イヒヒヒ。
  D51の代演。
  同じコントを見ないで助かった。
  とも言えるが、
  素人コントやってる身からすると、
  何度見ても、勉強になる気がしてる。 
  何が勉強かわかんないんだけど。
  ぴろきさんは、
  せんだみつおからあくをぬいたような人だ。

三遊亭春馬  『あみだが池』
  という題でいいのか。
  でかい声で元気。

三遊亭円丸  『宗論』
  きのうと同じ。

都家 歌六  『鋸音楽』
  毎日見ると、
  同じことをやっても、
  つなぎのしゃべり、
  うけたり、うけなかったりするのが、わかる。
  うけても、うけなくても通用するようになってる。
  成程。
  昔、プロレスのG1を毎日見てて、  
  馳が同じこと毎日やってるのを思い出した。

三遊亭左遊  『寄合酒』
  いくらなんでもテンポ早いよなあ。

三遊亭円雀  『紙入れ』
  初日と同じ。

北見マキ  『奇術』
  みなさまご存知のように、
  名前からとは、かけ離れた、立派なおじさまだ。
  ほとんどしゃべらない。
  プロを感じる。

古今亭誦す毛寿輔  『地獄めぐり』
  昨日と同じ。
  客から「うまい」と何度も声かけられ、やりにくそうだった。
  おかげで、「落語なんて簡単なんです」
  ってとこを言いそびれた。  
  落語はむずかしいのが、わかった。

お仲入り

〆サバ あたる ひかる  『漫才』
  狭い部屋ネタ。ワールドカップネタ。
  昨日は、アイフルネタ。ハングルネタ。
  面白い。

春風亭昇太  『お好みの宴会』
  題は、違うと思う。  
  そして、髪型が違う。
  彼は美容室に行く男だ。
  昨日より髪短い。
  そして本日、月曜日だから、床屋休みでしょ。
  作中の『ボラの白子』が気になるなあ。
  ここで、一気に盛り上げるのが、
  この会のポイントになってるな。

三笑亭夢の助  『富良野鶴~雑談』
  生い立ちや、
  地元北海道富良野の話。

東京ボーイズ  『漫謡』
  毎日見てると、とばしちゃったりしたのがわかる。
  最新ヒット曲の名2曲しか出なかった。
  たすけてつっこんだリーダー、
  ハワイアンをワイアンって言うのを忘れる。
  まったく気にせず、関係なく、
  軽やかに終わる。  
  何度見ても自然。

立川藤志楼  『堀の内』
  「待ってました」の声がかかり過ぎるくらい懸かる。
  今日の毎日新聞の夕刊取り出しひとくさり。
  「松村邦洋を呼び、しばしの歓談」だと、
  結婚式じゃないよ!
  おお、これは、初日にあった瀧口さんの書いたのじゃないか?
  帰りに夕刊買ったらそうでした。
  何か嬉しい。

  そして、
  「前座、水!」
  おお、今日も誰か来てるのか!
  笑福亭鶴瓶登場!
  何か、6人の会の悪口言ってるかと思ったら。
  三枝をやめてこっちに来た、とのこと。
  ぼくと同じだ。
  談志師匠をお見舞いして、
  うけて祝儀もらう。
  それが、三枝師匠からのお見舞い袋そのまんまだった。
  とか話す。
  高田文夫のラジオに鶴瓶がゲストで来てるのを
  生で見るようだ。
  さすが噺家、爆笑をとり、
  いい間でひっこむ。

  また「前座、水!」
  立川談春、登場。
  顔がでかい。
  同じエピソードの裏話。
  談志師匠は、鶴瓶と文珍をとっちがえてた。

  「前座、水!」
  松村邦洋登場。
  何故か、津川雅彦のマネにこだわる。
  似てなくても、
  談志師匠のまねすりゃうけるのに。

  「前座、水!」
  ダンカン登場。
  阪神、ビートたけし師匠の話。
  息子、高田文夫と同じ高校は入った話。
  元師匠談志か、
  兄弟弟子、志の輔か、
  こないだやった紀伊国屋ホール、自分の独演会
  の話すりゃうけるのに。

これだけトークショーやればいいでしょう!
てなわけにいかず、
はしょりながらの古典『堀の内』
いいテンポ!
時間なくても、いい感じ。

お祭りだ。
事件みたいなイベントの躍動感は、
他じゃ味わえない。
ここが、鈴本よりよかったんじゃないかと思うところだ。

トリの
三遊亭小遊三
は、困るよなあ。
時間はないは、客はわいちゃってるはで。
ここでの始末が素晴らしかった。
キイパーソンの談志師匠と自分のかかわりを
声色たっぷりで語る。

参議院時代、
ホール落語で、談志に気に入られ、
稽古をつけてもらえることになる。
『六尺棒』
カセットに入れてもらい、仕上げ。
息子を締め出すくだり。
親父を談志、息子を自分。
次に、逆で。
談志をしかれて、気持ちよかった。

それからあとを、
ノーマルに口演。
見事に締める。

落語とトークショーと宴会を
まとめて見物した気分。

重ねて書くが、他じゃ味わえない、
初めての文化祭!?

もう1回は行くぞ!