保育園の学芸会。
うちの子の出番は、
最初の合唱と、幕間の縄跳びと、最後の劇。
合唱。でかい口あけて歌ってる。
ビデオ撮影、前の子の頭が邪魔だ。
前の晩、目をかいてた。ちと腫れてるよーな気が。
彼の実力は、もっとつぶらな瞳なのに。

舞台装置をかえる場つなぎで、
年長の子が何人かで、得意の芸つーか遊びを披露する。
あやとり、馬とび、手遊び、
うちの子は、縄跳び。
20回連続早跳び。
シュビビビビビビ!
みんごと決めてくれました。
パチパチパチパチパチ。

いよいよ最後、年長の劇『エルマーの冒険』。
うちの子の役は、エルマー。
いい役、主役ちゃあ、主役だよな~。
3人で分けてやるんだけどね。
わたしなんて、今年、無理やり『バカまつり』なんてやるまで
なかったもんな~。

最初のエルマーとして登場。
さっそうと舞台うらから現れ、足どり軽く舞台中央に一人立ち、正面をむいて、
「ぼくは、エルマー・エスカレーター、りゅうのこどもをたすけるために
どうぶつじまへやってきた。」
早口だが明瞭に聞き取れる。意味が伝わる。
堂々と、わるびれていない。
何よりかわいい。
父とはえらい違いだ。
父の相方とは、もっとえらい違いだ。

この子が相方になったらな~。

劇は進む。
みんなよくやってる。
練習したことを楽しく明るく元気にやってる。
どの子をとっても、うちの相方以上だろう。

途中、えらいことが発覚!
ビデオが録画になってない!
ええ、スタンバイにしてて、録画を押してなかったの?
我が子がこんな熱演してるのに!
何たるドジ!
ばか。
ま、オフィシャルな撮影はしてるようなので記録は残るだろうが。
あんまり自分がだめで涙が出てきた。
え~~、こんな涙かよ!

ま、我が子の成長への感慨とあいまっての涙ですが、
それにしてもね。

うちに帰って見たら、お芝居のはじめのほうは映ってた。
むずかしい場所からの撮影の悪戦苦闘の中でポーズを押したようだ。
ま、少しほっとした。

勉強になりました。
・撮影状態のチェックはおこたらない。
・何故、カメラマンがいいポジションどりに必死になるのが。
 まず作品の良し悪しが違ってくる。
 また今回、いい位置ならそんなミス起きなかった。
 撮るときは、緊張感をもって、前に出ないとね。

翌日、覚えてるうちに記録に残そうと、
きのうのやってよ、とカメラをむけると、
泣いた。

春の『大山太鼓』は、やったのに。
子供の気持ちは変化するのか。

客席でとなりの話を聞いてたら、
やっぱりうちでやってくれない、とか言ってた。

妻の妹の元幼稚園の先生言うに、
よく話をわかりやすくまとめてあるとのこと。

先生、一生懸命、指導してくだすったんだろうな。

来年は、出演したいな。
指導されたいな。