お江戸両国亭。
何度前を通ったかわかりませんが、
初めてこの小屋に入りました。
噂の柱を見る。うれしい。
6歳のうちの男の子の“寄席デビュー”。
我が息子の、見物デビューは、
その道の王道から始めている。
野球は、東京ドーム、巨人・ヤクルト戦。上原完封勝ち。
大相撲は、両国国技館、春場所。
プロレスは、東京ドーム、ノア興行。小橋健太対佐々木健介。ベストバウト候補NO・1。
そして、寄席は両国寄席・・・。

三遊亭福楽 『暫生徒』
 この会の主任として(たぶん)、
 最初に出て、堂々とお客に、この会の何たるかを開陳。
 つーか、いつも見るこの人は、とても堂々としてないので、
 しっかり見えたのか。
 歌舞伎の暫(しばらく)の主人公が、転校生。
 笑えるからいいのかな。
 テンポとか、人柄の良さが笑いを生んでるよーな。
 それで十分ちゃ十分か。
 ギャグが衣装だとかからが多い。
 もうちょっと踏み込んだ笑いが欲しいね。わたしは。
 例えば、給食が歌舞伎役者の奢った口にあわない~吉兆
     豪華な弁当~ごひいきから差仕入れが学校に。
 歌舞伎役者の生活観なりライフスタイル(偏見で結構)を
 学校生活とからませたほうが、笑いに厚みがあるのでは。
 要するに、昇太師の‘力士の春’なんだな。
 うだうだ書いて、
 次に出演した、おーたに君演ずる、
 気持ち悪いお笑いの追っかけになってしっまたよーな僕。    

 例えば、の後、さして面白いのが浮かばなかったので、消そうかと
 思ったけど、もったいない(!?!)ので消さなんだ。失敬。

おーたに 
 『気持ちの悪い人・ホスト志望』
 『気持ちの悪い人・お笑いマニア』
 1から10まで面白い。
 頭がスマートでいらっしゃる。
 ネタは大OKなので、間が微妙に変化すれば、大爆笑起きるな。
 オンエアバトルで見たい。

川柳つくし 『ずぼらリモコン女』
 この噺を3度聞いてるのは、わたしだけ?
 ショージキ言って、そんな素晴らしい噺とは思ってませんが、
 何度も聞いてあきない。つーか、面白い。
 ネタおろししたてで、固まってなく、変化してるのをみつけるのが面白い。
 ここであのがギャグだよなとわかってて、やっぱり出て面白い。
 そのギャグがいいからでしょう。

 シロートのわたしとは違うのでありましょうが、
 わたしのコントも同じのやってもそーメーワクでもないのかなと思ったりして。

 枕、すっきりして良くなった。
 オチ、いまいち。

桂花丸 『青春刑務所野郎』
 ちょっと鋭い風貌と刑務所があってる。
 高座の上より刑務所の中のがあってる。
 そう言えば、3年前、府中で見たような。って俺もかよ。
 受刑者たちの話っぷりが、かっこよかったぜ。
 どんな犯罪持ちでも平等に話してる様は、さわやかだ。

中入り

ヂエームス槇 『漫談~珍品レコードかける』
 この人の司会以外を見るの1年半ぶりなんだけど、
 ずいぶん良くなってました。
 前は、彼の独演会みたいなんで、長すぎたんだけど。
 その時思ったのは、面白いことい言ってんだけど、
 笑いの着地点をあせって自分でしょぼいとこに落としてて、
 笑いを、少なくしてた感じ。
 本日は、面白いことを、そのままちゃんと伝えてた。
 普通にしゃべっていた。

愛奴人形姫子 『人魚姫を読む シモネタ』
 姫子さんが登場してすぐに、うちの息子にむかって、
 「わらべは耳をふさいでいるのじゃ」
 と、いじられた。
 うちの子、ほんとにずっと耳に手をあててた。かわいー。
 高田文夫は、三平師匠に舞台から話しかけられたのが、いい思い出らしい。
 うちの子は、愛奴人形姫子だ。
 すまん。

 間延びした姫子口調でHな童話のもじりを読むだけ。
 何かそれがなまなましく感じたのは、わたしだけでしょうか。

ロリィタ族。 『メイド喫茶』
 そばで見れて良かったです。
 メイド喫茶の実態(?)を、独自のギャグで顕わに。
 魔法でおそーじOK、こーゆーキャラだからそーゆーノリでいくのかな。
 と思いきや、魔法はできません。だって。
 こんなのがねー、かわいい女の子がぱっぱか言ーと成立しちゃうのね。
 顔はきれいでした。
 表情がちょっとありえない、顔のちゅーしんにむけてクシュンと
 かわいく、わざとらしく、つくっております。    
 う~ん、お見事!
 演芸(?)から、だらりと告知。
 ちょっとないメリハリの無ささ。
 本人は自分を何だと思ってんのか?
 メイドか。

トリの福楽さんは、子連れの限界で、残念ながら、見ずに帰る。