"自分の体を大切にしなさい。それはあなたが住む唯一の場所なのだから"

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健康・美容・介護・マネー(年金・住宅ローン・相続等)

花粉症も落ち着いて、ひと安心の時期。とはいえ朝起きたとき、鼻の穴に大きな鼻くそが詰まっていて、驚いたという経験はないだろうか。そもそも「鼻くそ」って何だ? 放っておいたら、どのくらい大きくなるのか?

 耳鼻咽喉科・アレルギー科の慶友銀座クリニック・大場俊彦院長に聞いた。

 「鼻くそは、一言で言うと、鼻水のかたまりです。鼻水が水分をなくしてかたまったものと、鼻毛の一部、さらに鼻から入ったゴミが混ざってできるんですよ」

 では、そもそも「鼻水」って何なのだろう?

 「鼻水は、鼻の中の分泌された粘液がもとになり、できています。鼻水は鼻の中を覆っていて、実はいつも少量ずつ出ているんです」

 「いつも出ている」とはちょっとショッキングな話だが、これには重要な役割があるらしい。

 「鼻水は、病原菌から守り、保護する役割を持っています。また、鼻毛も、鼻の中に湿り気を与え、ゴミをシャットアウトするという大切な役割を持っているため、鼻毛を切ると、鼻の中が乾きやすくなり、ゴミやバイ菌がくっつきやすくなってしまうんですよ」

 鼻の中の湿り気を失い、水分がなくなって「鼻くそ」が形成されるわけだが、これは放っておくとかなり大きくなることもあるそうだ。

 「鼻の大きな病気をした人で、治療後、鼻水を出す能力がなくなってしまい、1カ月に1度、鼻くそをとりにくる人もいます。1カ月分たまってしまうと、小指の先1本分ぐらいの大きさの鼻くそが出ることもあるんですよ」

 ちなみに、通常は、鼻毛があると、鼻水が出て、ゴミやバイ菌が洗い流されるため、それほど大きな鼻くそはできないという。

 「鼻水」も「鼻毛」も、鼻にとってなくてはならない大切なものなのだった…

恥ずかしがり屋で人の目を見て話せないという話はよく聞く。しかし、普段は平気なのに、ストレスがかかったときだけ、相手の目が見られないという人もいる。クリスマスに向けて、相手の瞳を見つめることもあるだろう。大丈夫だろうか。

【取引先で指摘され】

 Bさん(25)は別に人見知りというわけでもなく、学生の頃から友人は多い方だ。今は彼女がいないが、合コンに行けばそれなりに盛り上がるし、これまでに何人かの女性とも付き合っている。見た目は平凡な今風のサラリーマンだ。

 そんなBさんが「人の目を見られなくなっている」と気付いたのは1年ほど前のこと。取引先とのミーティングで、先方から「疲れているようですね」と言われたのだ。

同席した先輩から、「お前ずっと机を見ながら話していただろう。だから相手が気を遣ったんだ」と叱られた。言われてみれば、その時相手の目を見た記憶がない。無意識に目をそらしていたのだ。

 以来、意識して相手の目を見ようとするのだが、きちんと目を見て話せることもあれば、どうにも怖くて目をそらしてしまうこともある。そして、目をそらすのは、決まって彼が精神的に落ち込んでいるときなのだ。

 「心が疲れて、軽いうつ状態になっていることも考えられます」と語るのは、田中クリニック銀座院長で心療内科医の田中利幸医師。視線には意外な意味があるという。

 「因縁をつける時に“眼を付ける”などといいますが、視線には上下関係を生む力もある。過去にそうしたことで嫌な経験がある人は、目を合わせることにも恐怖を感じ、防衛本能が働いて目をそらしてしまうのです」

 しかしBさんが目を合わせられなくなるのは、ストレスを感じたときだけ。これはなぜか。

【役を演じるように】

 「ストレスによる精神的な疲れで自分に自信がなくなることもある。

そんな時は、自分ではないもう1人の自分、しかも“自信にあふれた理想的な自分”を思い描き、その役を演技する気持ちで行動すると怖くなくなります。最初は演技でもその成功体験が得られれば、次第に不安も消えて、相手の目を見て話せるようになりますよ」

 クリスマスまで時間はある。がんばれ、Bさん。

OLのY子さん(25)は、“後輩の悩み”で悩んでいる。出身大学が同じということもあって、後輩が入社以来いろいろと相談に乗ってきた。

 

しかし、後輩の悩みは日に日に深刻化。それに付き合わされるY子さんのストレスも、雪だるま式に肥大化していく。

【乳房の張りや痛み、しこりを感じ】

 Y子さんが“異常”に気付いたのは1年ほど前のこと。朝、会社に向かう電車の中で、つり革につかまっていたら、右胸が突っ張るような感覚を覚えたのだ。

初めは腕を上げた時だけに出る違和感だったが、次第にそれは“痛み”に変わるようになり、いつしか腕の上げ下げに関係なく、常に感じるようになっていく。

 さすがに不安になった彼女は、病院の乳腺外科を受診。検査の結果下された診断は「慢性乳腺症」という病名だった。

 「乳腺症は30代後半以降の女性に多く見られる疾患ですが、ストレスが引き金になって発症することがあり、その場合は若い人でも発症します」と語るのは、駿河台日本大学病院外科部長代理の山形基夫医師。

 慢性乳腺症の症状は、乳房の張りや痛み、またしこりを感じることもあり、生理に連動して症状が出ることが多い。

 ご多分に漏れず、Y子さんの場合はストレスが大きな要因となっていた。

 同じ職場の後輩OLが精神的に弱いタイプで、常にY子さんに寄りかかってくる。仕事上の失敗から職場の人間関係、親との軋轢(あつれき)や恋愛問題など、ありとあらゆる相談事をY子さんに持ちかけてくる。

3日に2日は深夜まで相談電話に付き合わされるY子さんは、そのために自分の彼氏との電話もできなくなってしまい、強制的な不眠症に加えて、自身の恋愛に支障をきたす状況に陥っていたのだ。

 「でも、突っぱねるのもかわいそうだし…」とどこまでも親切なY子さん。なんとも気の毒だ。

 「治療法は黄体ホルモンをのんで、いったん生理を止める方法が一般的。ただし、乳腺症の人はそうでない人に比べて乳がんになる確率が2倍以上も高いので、定期的な検査が必要」(山形医師)

 他人の悩みのために自分も悩まされ、その悩みで胸を痛めるY子さん。そんな苦労も知らず、今夜も発端となった後輩は、電話をかけてくる。いっそのこと、入院してしまったら?

ストレスで眠れない-という話はよく聞く。心療内科でもらった睡眠薬のお世話になっている人も少なくない。しかし、その睡眠薬への不安から、さらなるストレスを抱える人もいる。今回は、そんな根っからの心配性・Hさん(33)の物語。

 石橋を叩いて渡る人や、石橋を叩いても渡らない人など、心配性にも色々あるが、Hさんは「石橋を叩いているのが好き」なタイプ。

30代前半にして老後を心配し、まだ独身なのに、将来子どもがグレたらどうしよう…と空想しては不安になる。

 上司に叱られようものなら、その落ち込み方は激烈だ。たまたまミスが重なった数カ月前からは、ついに心療内科で精神安定剤と睡眠薬を処方されるようになる。

 薬を飲めば眠れるのだが、例によってHさん、睡眠薬に対して強い不安感があり、薬を飲むかどうするかを深夜までためらうありさま。もはや救いようのないこの男を、田中クリニック銀座院長で心療内科医の田中利幸医師はこう分析する。

 「睡眠薬に対する警戒心の裏には、依存性から次第に服薬量が増えていき、もしかしたら死ぬのでは-という古い負のイメージがあるのでしょう。

でも、現在の薬は安全性が高く、その心配は不要。比較的効果の強いハルシオンでも、この薬で死亡するには1度に1万錠ものまなければなりません」

 しかし、今の彼にそんな話をしても、簡単には納得してもらえそうもない。ならば睡眠薬なしで眠れるようにするしかなさそうだが、そんな手立てはあるのだろうか。田中医師が続ける。

 「不眠の原因を追究して、ストレスの発端、経緯、対応を日記などに記していくという手があります。これにより、自分にとってのストレスを巡る状況を客観的に把握でき、徐々にストレスへ対策のコツがつかめて、不眠も解消できるようになります」

 それにしてもHさんのストレスは趣味に近い。彼からストレスがなくなったら、それが不安でまた新しいストレスが生まれそうで心配だ。

「お父さんのオナラ、臭い~!!」

 今も昔も、よくオナラをする人といえば「お父さん」の印象がある。男性、特に「お父さん」ともなると、女性よりオナラに対する羞恥心がなくなることはあるかもしれないが、何か根源的な理由があるのではないか。

 例えば、消化機能に性差があったりする? 都内の総合診療科の医師は言う。

 「オナラをよくする原因は、空気をのみこんでしまう『呑気症』や、腸内細菌が多い体質がありますが、一般には、腸管自体の機能に男女差はないので、オナラの多い少ない、ニオイなどに性差はないと思いますよ」

 ただし、食生活や食べ物の好みの違いで、動物性タンパクを多くとる男性のほうが、オナラが臭くなることはあるかもしれないそう。

 では、「臭いオナラ」の原因は何なのか。

 「オナラには、発酵型と腐敗型の2種類があります。発酵型のオナラは、善玉菌が主に大腸の前の方で炭水化物を分解して、ガス(二酸化炭素や水蒸気)を出すもので、ニオイもないし、害がないどころか、腸管を刺激して腸の働きを高めてくれます」

 やっぱり、臭くないオナラ=イイ奴というわけだ。で、臭いオナラは?

 「腐敗型オナラです。これは、大腸の後半部で悪玉菌が未消化のタンパク質を腐敗させて作り出すガス。焼き肉を食べた翌日のニオイからわかるとおり、このガスは有害で、その証拠に、有毒ガスができやすい大腸の後半部に大腸がんが多く発生します」

 ちなみに、生まれたばかりの赤ちゃんのウンチは臭くないが、それは、「腸内がたくさんの善玉菌で満たされていて、いわゆる『発酵型』のニオイになっているから」とか。

 「年齢を重ねるにつれ、腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが変化してくると、子供も大人と同じ『くっさーい、えげつなーい』ウンチになるのです(笑)」

 オナラのニオイを支配するのは「食べ物」だけでなく、「腸内の菌=腸の健康度」ということ。

 「臭いオナラ」は不調のシグナルでもあるようだ。要注意!