暴風の館山のレタス | 館山日記

館山日記

千葉県館山市で写真や平面作品を作っている風間健介のブログです。

昨夜もあまり眠れず、朝の6時から昨日現像したベタを焼いた。
起きたばかりの眼はオカシク、
壁に貼ってあるグラビアの色も冴えなかった。
(まあベタは形さえわかればよいのだが。)

そしてエアコンの温度が上がらなかった。
記憶違いで狭山の自室で使っていたものを暗室に使ったのだが、
夏の暗室も心配になった。

西側の窓を潰すつもりだったが、
館山の暗室は私室と台所やトイレを結ぶ通路でもある。
なるべく明るくしたいし、換気もしたい。
よいアイデアが浮かんだ。
暗室時は雨戸を閉めるが光は漏れる。
その漏れる光を遮断すればよいだけなのだ。

幸い使わず外された襖がある。
面積はあるし、軽いのである。
その襖を窓に立掛ければよく、簡単なことだった。

ベタをチェックした。
暗室作業中は老眼鏡を掛けないので初めて見た。
自室は少し暗いので庭の明るく暖かい縁側でジックリ見た。
効果や撮り方を確認しないと高いフィルムがさらに高くなるからだ。

「風の館山」は思ったより確率が高かった。
別荘やビニールハウスと組み合わせたものはイマイチだった。
そして中途半端な距離が駄目だった。
しかし、よいカットを見ると嬉しくなったね。
(館山の暴風には4分の1秒が正解だった。)

昼飯を食べてからカートを引いて撮影に出た。
昨日と一昨日は午前中だったから午後の光で撮りたかったのだ。
今日は海の方へ歩いた。
はるか遠くの沖も白波が立っていた。
しかし、今日は雲ひとつないのに光にシャープさがなく、
空が黄色っぽかった。

浜からの砂が飛んでいたと思う。
不思議に暴風の中にいる時は眼が痛くも痒くもない。
(自室にいると眼薬を使うのだが。)
ただ喉が痛くなったし、疲れていた。
(3日連続の撮影は本当に久し振りである。)

甘~い炭酸が飲みたくなった。
しかし、撮影場所は農地である。
3時間以上歩いたが、自動販売機は一台も見なかった。(笑)

帰り道、3m下の畑に大量のレタスが捨てられていた。
メガネを掛けていなくても新鮮で美味そうなレタスはわかった。
60度くらいの法面だったが、カートを置いて降りた。
しかし、途中でよろけて転がり落ちてしまった。

幸い怪我はなく、新鮮なレタス2個を持って農道に上った。
犬と散歩中の夫婦が私を見ていた。
同年代に見えたが、夫婦はブランドもんの犬を3匹で、
私は棄てられたレタス拾い。(涙)

負け惜しみではないが、
この地域は砂地なのでアクが少なくいくらでも食べられるのだ。

今日は腰も足も最高に疲れた。
風呂に入りたいと真剣に思った。
ウチには2つの風呂があるが、2つとも使えない。(涙)