久し振りの写真プリント | 館山日記

館山日記

千葉県館山市で写真や平面作品を作っている風間健介のブログです。

疲れがあったせいか久しぶりに6時間眠れた。
3日連続の撮影だけでなく、暗室のエアコンが効かず風邪っぽい。
そして朝起きたら右肩が痛い。
理由がわからない。

私は重いものが苦手だがメンドクサガリでもある。
機材の運搬はカートを使っていたが、
撮れそうなものが近くにありそうな場合はカメラをつけたままの
重い三脚を担いで歩く。
しかし、それはいつも左肩である。
本当に不思議である。

ちなみにカメラを三脚にセットしたまま担ぐのはくないことである。
夕張時代カメラの受けネジが壊れてカメラを落下させたことがある。
フィルター接続部分が凹んで、今もフィルターを付けるのに苦労している。
(今考えたらメーカーに無償修理させれたと思うのだが。)

今日は予報どおり穏やかな日だった。
しかし、館山特有の暴風を撮りたい私は家で作業した。
家の周りの枯れ枝や毟り取ったツタを庭で燃やした。
汗はかいたし腰にも来たが楽しく贅沢な気持ちになった。
(この所コルセットはしていないし、ゴミで出すと有料袋になる。)

天気が良かったので家中の窓を開け放した。
自室は四方にガラス窓やガラスドアがある。
自室は離れなので四方とも外は野外でもある。
コテージというかキャンプしている気持ちになる。(笑)

「風の館山」のベタからプリントするものをセレクト。
眼が弱くなったので明るく暖かい庭の縁側で選んだ。
このことは改めていろいろ考えさせられた。

同じプリントでもギャラリーで見るのと自宅で見るのでは違う。
(昔は印刷用のプリントも焼きが違った。)
オリジナルプリントの本質というか、とにかく難しい問題である。
だから私はバットの前に狭山時代と同じアイドルのグラビアを貼って、
同じ調子で焼けるようにしている。
(色彩を見ることによって眼の疲労を減らす効果もあるし、
アイドルの水着はやる気を起こさせる。笑)

昼飯を食べて少し横になってプリントを、、、しなかった。
無性に腹が減っていたのである。(朝飯は食べていた。)
晩飯分を食べて暗室に行った。

久し振りの写真のプリントだったが、
先日のフィルム現像と同じく久し振りの作業に戸惑い疲れた。

まず眼の衰えに哀しくなった。
裸眼ではフィルムやベタのコマの番号が見えなくなっていた。(涙)
そしてピントルーペを使ってピントを合わせるのだが、
粒子がよく見えないのだ。
(「ドローイング」は20カットづつ制作しているが、見えやすくて
1秒も掛からないし、ガラスなので19枚はピントを合わす必要はなかった。)

そして露光。
確かに「風の館山」はプリントしにくい。
「風の館山」は館山特有の暴風を表現するため、
竹や木々の揺れをオレンジフィルターとNDフィルターを
使ってスローシャッターで撮っているのだが、どうしても眠くなってしまう。
(ピントも合わせにくくなる。)

私はトーンで色彩を感じるようにプリントしているが、
スローの場合、私の腕では色彩までいかない。
このことは狭山の稲荷山公園のプリントでも苦労させられた。
http://kazama2.sakura.ne.jp/ki.html


このこともあり、1秒以下のスローの場合はモノクロよりカラーの方が
良い結果が出ると思っている。
(経済的理由でやっていないが。)

「ドローイング」の場合は同じ濃度の墨を自分で塗るので、
20枚がほとんど同じ露光で済むことが多く、失敗も少ない。
ゴミ箱はテストピース20枚と1~2枚の失敗印画紙だけだが、
今日のゴミ箱は印画紙が一杯でプライドがズタズタ。
プライドだけなら良いが、経済的にもツライのだ。

私が使っている印画紙は60%の値上げで音を上げているが、
燃えるゴミの袋も有料なのだ。(狭山は無料だった。)
モノクロRCペーパーやカラープリントは絶対にプラスチックゴミだと思う。
(プラスチックゴミは資源になるので無料。)
庭で燃やすと庭が痛むし、雑誌に挟んで出すのも良心が痛むしね。
(武蔵野市は有料の燃やせるゴミだった。館山市に聞いてみよう。)