体調が悪く、起き出せたのは夕方。
予定を変更して軍艦島の写真を焼いた。
長崎のＡさんからリクエストを頂いたからだ。
Ａさんは私の雲や星を動かした写真を知っていて、
軍艦島への渡航に協力いただいた。
出来る限りのことはしたい。
しかし、そのリクエストのハードルは高かった。
彼らのグループは著名な写真家にデタラメを書かれていた。
だから何回も軍艦島を撮っているその大先生より、
良い写真を見せて欲しいと言われたのだ。
夕張や空知の炭鉱遺産なら自信を持っている作品はある。
外のものを撮る場合は天候が重要である。
私は夕張に１８年住んでいたから、
ロケハンも出来て天気の良い時に何度も撮れたからだ。
軍艦島に入ったのは五日間だった。
そして、黄砂の時期だった。（笑）
雲を活かした写真は1枚も撮れなかったし、
薄く星が見えたのは５時間だけだった。
（星を活かした写真は１枚２０分かかる。）
また体や事故のこともあり、建物内部への立ち入りはＮＧ。
トラブル回避の為に、安全な場所で引きも撮れる半島側でのストロボもＮＧ。
夕張や空知の炭鉱遺産の写真に較べて、
軍艦島の写真が弱いのはこのせいですと言い訳します。（笑）
言い訳ばかりしていても仕方ないので、少ない脳みそを使った。
私は２００００％（嘘ではないよ。笑）トリミングをしないのだが、
今回はトリミングを、、、多用した。
良いネガ自体少ないので、それしか方法がなかった。
暗室作業自体でこんなに疲れたのは初めてだと思う。
おまけに、９時頃にド～ンというもの凄い爆発音がした。
作業中なので閉め切っていたのだが、
プリントを乾すための針金がもの凄く揺れた。
外に飛び出た。
一発だけの雷のようだったが、とにかく初めての経験だった。
（お隣さんも外に飛び出ていた。）
今日は本当に疲れました。
