えと、まっすーさんに知己を得たのは多分1年ほど前です。
もうちょっと有るかな?
これまでまっすーさんがどの様な経緯で瞑想に携わるようになられたかとか?
どんな経験を瞑想でされたのか?というような事は全く存じ上げなかったのです。
それが今回、わたしはこの書籍でかなり明らかになりました。
同じ経験も有って笑えてしまいました(^^)
始めに謝罪させて頂きたいのですが、実はわたしは瞑想の先生や禅の師家を殆ど信用していません。これも観念なのですが・・・
今もそれは変わらず、いや増すばかりでございます。
「わたしは瞑想のグルであ~る。神秘の扉を開いてしんぜよう」
偉そうにしたいだけの人物がかなりはびこっていて、わたしははじめまっすーさんも、そんなお一人なのかな?と警戒していたくらいなのです、ごめんなさい^^;
ところが接してみると頗る謙虚な方で、控えめで礼儀正しい方なのです。
瞑想の師には単に瞑想を教える人と、そうではなくストレスで参ってしまった人に、それを解消する手立て、として瞑想を教える人がいます。前者は、自分が如何に凄い経歴の持ち主だとか、瞑想の神秘性や万能性ばかり強調します。本場インドで10年修行を積んだとか、自分のグルは誰それだとか自慢から入る。宗教家の一歩手前の師匠。
瞑想家は自分自身が実践の見本なのね。
まっすーさんの他者に対する批判や悪意を聞いたことが有りません。
つまり、これはどれだけ無我にいるかの証拠です。
きっかけは、仏教・瞑想に関心のある人々が集って
「結局、輪廻は有るのか無いのか?一体結論はどちらなのだ?」
という論議に湧いているところにわたしが割って入ったのです。
でわたしの言い分に賛同していただいたと。
これがきっかけです。
その後も呟きを見させていただくと、わたしの抱いていた警戒はどうやら杞憂であると分かり、貴重な尊敬出来る瞑想の阿闍梨の方なのだなと思って今に至ります。
以心伝心。
解放による幸福感を伝えたいと先達は思いますが、このような経験を相手の中に、その臨場感を如何に起こさせるか?
(なんかズバリと一言で臨場感を起こさせる言葉は無いか?)
と、いつも歯がゆい気持ちが残ります。
「バーモントカレーはりんごとはちみつが入ってる上に玉ねぎが通常の倍入ってるんだよ、つまり甘いんだな」
バーモントカレーが甘いカレーだと云うのは伝わります。
「バーモントカレーはどれくらい美味しいの?」
「ええ、もうそれはたった一口で幸せの味よ(^^)」
という方がわたしがバーモントカレーを食べた感動は伝わるでしょう。
「夕飯はバーモントカレーにしよう」と、つまり追体験に興味を抱かせたのはどちら?
聞く人に臨場感を抱かせる手段。
これが「言語化」です。
ご著書は言語化が上手く表現されていて、(それで生徒さんにあれだけ
結果が出ているのだな)とまっすーさんの奥義に触れる思いです(^^)
それよりもなによりも。
この本を読んだあなたはすぐさま森に行きたくなるはずです。
人がダイエットのためにジムを探すように、仕事や人情のはざまで
心が疲弊している・重いものを感じている人はこの本片手に
今すぐ森に行きましょう。
(これをこっそりモリZAPとわたしは呼ぼう)