大海の波浪は是れ常有に非ず是れ常無に非ざるが如し

小さい波は大きな波を見るたび、嘆息してつぶやきました。

　　　　「ああ、どうして僕はこんなにちっぽけなのだろう・・・・」

ある日、大きな波は、小さな波にこう言いました。

　　　　「君は波が自分だと思っているけれど、わたしたちの真実はこの大きな大きな海なのだよ。

　　　　　そのことに気付けば、もう君は苦しむ必要はないんだよ」

　　　波・・・・個我（わたしたち）

　　大海・・・・真如

　　区別（識別）ほそこで消滅します。

これは心解脱ね。

ひたすら自分の心を観照することによりこれは実現します。