前回の耐久戦の後、仕事が急にバタバタ入ってサバゲどころではなく、ようやく年末で行ける段になったら今度は一緒にいく人がいない・・・
というわけで、先日ひとりでH-SDFさん 主催の定例会にお邪魔してきました。
場所は、都内のとある河川敷の特設会場。
いやしかし、寒い!
横浜は朝の気温2度でしたが、こちらは-3度。
陽が当たらない場所の雑草は、昼になっても霜が降りたままでした。
幸い路面凍結などはなく事故はありませんでしたが・・・
ブーツのつま先には専用カイロ、そしてお腹と背中にもカイロを貼り、それでもガタガタ震えてしまいます。
今月の定例会は、年末のため人数も少ないため、ふつうのゲームではなく「戦技講習会」。
なんとなくダラダラと6時間過ごしてしまった先月の耐久ゲームの反省も込めて、基礎からみっちり学びました。
いつもですが、陸自迷彩の人がほとんどで、89率もテッパチ率も高いのでホッとできる憩いの場。
ちなみに陸自迷彩でない人もそっち系の人だったりして・・・
戦闘外衣とかの色合いを見てると、ああ冬だなあと・・・
ちなみに午前中のワシ。
寒いので防弾チョッキを着ても苦になりません。
さて。
最初は、正しいHOP調整とゼロインの仕方。
HOPなんていつもちゃんと調整してますけど・・・と思いきや、自分で思っていた方法が正しくなかった・・・というか、ここで教わったほうが有利だということが分かりました。
それと弾(重さ)選びについては、ワシは完全な間違いをしていたことも判明・・・。
なんてすごいんだこのシトは・・・。
発売されたばかりのS&T製64式小銃を披露した方も。
ちゃんと撃てる64式、すばらしい!
でもあちこちで言われてる通り、二脚のブラブラと弾倉の角度が・・・
64の射撃に見とれるワシ(右端)
最初の講習だけでも目からウロコが落ちまくりだったのですが、次は隠掩蔽について。
現在自分の置かれた状況で、どう位置取りをすれば安全を確保しつつ射界を取れるか・・・ということを実地で学びます。
これは、前方の敵からは遮蔽できたものの、側方ががら空きで側面を取られるの図。
枯草ばかりで陸自迷彩は目立つかなと思いきや、「いる」と知っていても近づかないと全く分からない隠掩蔽。
参加者も、
「あちら方向から敵が来る、その他の状況は不明、あなただったらどう隠掩蔽しますか?」
という条件を与えられて、悩みながら考えて隠れて、それから講評を受けたり、あるいはいろんな方向から歩いて見え具合を確認したり。
射界を確保しつつ・・・難しい!
真ん中に潜む人を確認する皆さん。
安いし温まるし、この時期はコイツに限ります。
にゃんこが3匹いて、エサをねだってきます。
さて、昼食の後は効果測定。
3人ずつ3チームを作って、2チームで対戦、残る1チームは見学を。
ワシのチームは、ベテランさん1人と、ワシともうおひとりはここのフィールド未経験。
また他のチームは無線使用ですが、うちはナシ。
これはかなりの苦戦が予想されます。
最初の対戦では、敵にものすごく動きのいい人がいて、あっという間に側面を取られてワシが撃ち合ったものの1撃でやられ、続いてベテランさんもやられ、残る一人はしばらく藪に潜んだものの、いちど射撃を外して居場所がばれ、狩りだされてしまいました。
3対の完敗です。
ワシが意味のない位置にとどまって真っ先にやられたのが最大の敗因でしょう。
次のゲームでは、ベテランさんから作戦指導があり、3人で横1列になって迎撃をするということに。
無線も使えないので、視界外で連携することができないので・・・
で、ワシは左翼での伏撃が担当だったのですが、左翼側には唯一道があり、敵が一人走りこんでくる所とぶつかってしまいました。
H-SDF隊長の言う
「時には脱出することも大事です」
を思い出し、2連射くらい発砲して後ろに下がり、中央でアンブッシュする味方の後ろにつきました。
そこで膠着。
さきほどの敵の動向を窺うため、左翼側の土手に這いつくばって待ちます。
正面の土手を挟んで敵は1~2名、ワシ側の左翼土手の向こうには先ほどの1名の他、もう1名くらいいそうな気配。
プローンのまま敵の気配を窺っていると・・・
「シュタタン!」
ワシの頭上を1連射通り過ぎていきました。
いつもはしないのですが、この時はとにかく身体を低くするために、寝っ転がったまま斜面をゴロゴロ転がり、敵のもう1連射が追ってくるなか、窪地に仰向けになって動けなくなってしまいました。
ここで、午前中の戦技講習で習った姿勢(仰向けのまま足のほうに銃を向ける)を取り、必死に敵の出方を窺います。
枯れ枝が敷き詰められているので、動くとガサガサバキバキ音がするため動けません。
すると、中央の味方が左翼からの射撃でやられてしまいました。
ワシのせいですまん・・・
そのまま仰向けで敵を待ち構えますが、腹筋がぁ…!
すると、先ほどワシに撃ってきた、そして味方を倒した敵の帽子が、我々の後方に移動するのが見えます。
姿勢を低くする必要性を今更ながら痛感・・。
多分後ろに回り込んでワシを狙うつもりだろう・・・
そう考えて、音がしないように仰向けのままゆっくりと後方に狙いをつけます。
腹筋がもう持たない・・・来た!
ブッシュ越しに、敵がこちらをうかがうのが見えます。
まだまだ!
腹筋が…!
敵がワシの姿を認められないようでブッシュから顔をのぞかせます。
今だ!
敵もハッと気づいたようですが、先にワシの射弾が届き、ワシはすぐに伏せたのでGET。
そこで時間切れ。
いやあ・・・戦技講習で学んだことをすぐに実感することができました。
講評でも、連携不足を指摘されました。
全くその通り・・・
次は一休みして土手から見学しましたが、両軍の動きを目の当たりにすると勉強になります。
その次。
相手はガンガンに押してくるチームだったので、防衛に徹することに。
今度はワシは後衛を任されます。
激しい撃ち合いで真ん中にいた味方が討ち取られましたが、左翼で待ち伏せをしていた味方が1人倒しました。
しばらく膠着しましたが、左翼に浸透を試みた敵を味方が返り討ち。
残るは1人。
後ろに控えたワシも前進します。
敵は・・・あれ?
あそこのススキが移動するぞ・・・敵だ!
テッパチにススキに偽装したのが災いし、かえって目立っています。
何度か撃ち込んで牽制しながら、敵の側面に出るべく移動・・・ガサガサうるさいなあ!
しかも枯れ枝に足が取られてあまり動けません。
しかし味方が射撃を始めて牽制を。
そこで音を気にせず動き、あああのブッシュの奥だ!
移動するススキの根元に1連射、GET!
初戦の借りを返しました!
その次。
敵がどう出てくるか分からなかったので、ワシが中心、他の2人は左右に分散します。
戦技講習やこれまでのミニゲームの経験で、連携が取れつつも固まらない距離感も分かってきました。
スタート直後、右翼側を走りこんでくる敵を遠距離で発見。
敵がワシに気づいて射撃姿勢を取るうちに足止めのために1連射・・・当たったよ!
朝のHOP調整とゼロインのおかげで、40m超のロングショットを5発の1連射で決めました。
これで敵の動きが止まってしまい、しばらくそのままの状態が続きます。
「牽制するのであの遮蔽まで進めますか」
「はい」
ということで、右翼のベテランさんが射撃する中、ズボズボと枯れ枝にはまりながら、土手に取りつきます。
しかしそこは土手でもなんでもなく、枯れ枝の山。
身体をズボっとはまってしまい、なかなか進めません。
しかしあれだけ大きな音で進んだのに、敵が全然うごきません。
そのうち味方もじわじわ上がってきます。
「残り3分!」
という声を聞いて、枯れ枝の山を登ると・・・あ!
敵が1人、伏せているところでした。
1連射、GET!
あと一人・・・ビシビシ!やられた!
ここで味方が敵を倒したようで、終了。
ここで全てのスケジュールが終了。
最初は
「なんだ~普通のゲームじゃないのか~」
という気持ちもないではなかったのですが、実際やってみるととてもためになりました。
H-SDF隊長、お世話になりました!
さあ、来年はサバゲができるかな~