二十歳すぎの頃の話。
当時は今と違い、アダルトビデオと言ったらビデオ屋さんに借りに行くか、あるいはいかがわしい通販で買うしかありませんでした。
無修正の“裏”なんて言ったら、そりゃもう素敵な先輩に巡り合うか、あるいは自分でかなりの出費と失敗を重ねて入手ルートを開拓していくしかありません。
今はパソコンを開けばある程度ならいくらでも手に入るので、ホントうらやましい限りです。
※まあ、おかげで想像力や忍耐力は備わりましたが。
で、そんなこんなでどうにか入手ルートが確保でき、ある程度の量を保有した頃のこと。
同じ職場でそういう話をしていたら、とある後輩から
「ボクにも貸してください!」
と頼まれたので、何本か貸しました。
でもワシと違いその後輩はモテないわけではなく、そんな裏ビデオなんて見る必要もなかったはず。
どうせ、タダで貸してもらえるなら・・・とかいう軽い気持ちだったのでしょう。
それから2か月後。
その後輩からビデオが返却される気配がないので、催促してみました。
すると。
「あ、そうそう、すみません、引っ越しの時に間違って捨てちゃいました。すんません」
おいおいΣ(°Д°;)
つかせめて捨てた直後に申告しろよΣ(°Д°;)
そのビデオにどれだけの夢と希望が詰まってると思ってるんだΣ(°Д°;)
・・・やはりモテる奴は嫌いです。