宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』を観終わりました。

 

ちょっとつかみどころが無くて、どう感想を書いて行けばいいのか戸惑うのです。

 

ここは物語のストーリーと、なぜ監督はこの作品を作ったのかに分けて、考えていくと掴みやすいのかなと思いました。

 

まず物語のストーリーですが、戦争の空襲から物語は始まり、戦後2年目で物語は終わります。主人公は疎開先で不思議な体験をします。アオサギが人間になって話したり、母親の物語が絡んできて、塔の建物を巡るファンタジーの世界が繰り広げられます。

 

次に宮崎駿監督がなぜ、この作品を作ったのかですが、未来少年コナン、ラピュタや風の谷のナウシカ、ハウルの動く城、もののけ姫を彷彿させる絵からは、やはり今までの作品の集大成の意味があるのは間違いないと思いました。

 

「君たちはどう生きるか」同名の小説が劇中にちらりと登場しますが、主人公はその本を読んで涙を流します。その真意は分かりません。

 

高畑勲監督への追悼もあるかもしれませんね。僕にはこれ以上は論じる事が出来ません。

 

ストーリーと絵を楽しみつつ、ちょっと難しい事を考えてみる。そんな感じで楽しめる作品でした。意味は分からないけれど、後味は悪くないです。