『幸せになる勇気』を再読したのですが、これから読む方もいらっしゃるので、大まかな感想だけ書かせて頂きますね。

 

この本の中で、僕が特に印象に残った個所を2つ挙げます。

 

「愛とは二人で成し遂げる課題である。なぜ、愛は幸福につながるのか?一言で言えばそれは、愛が「私」からの解放だからです」

今までの人生を、自分を中心に見ていたところから、主語が「私たち」に変わることにより、自立を果たし、本当の意味で世界を受け入れる。そのためにも自己中心性からの脱却が必要なのですね。私たちは他者を愛することによって初めて大人に成れるのです。

 

「なんでもない日々という試練は最初の一歩を踏み出した後から始まります。本当に試されるのは歩み続けることの勇気です」

僕も常々思うのですが、初めて行動すること自体はそんなに難しくありませんが、毎日を続けること、これがなかなか大変だと感じます。まさしく日々の日常が修行ですね。

 

前作の『嫌われる勇気』に対して本書は、より具体的な行動指針となると思います。物語は対話形式で進み、やがて教育から共同体感覚そして愛へと至ります。前作が大きな地図なら、本作はコンパスだと書いてありましたね。

 

良い本だと思います。読んでいて面白いし興味深いです^^もし何かおすすめ本がありましたら、コメント欄かブログで紹介してくださいね!