『盤上の向日葵』読み終わりました。僕はさほど将棋に興味はないのですが、そんなことは関係なく面白く読むことができました。冒頭のシーンで、すでに容疑者は割れています。そこから回想シーンとして、主人公の生い立ちと将棋との関係や、関わってきた人々が語られてゆくのですが、読む人を飽きさせずに、どんどん物語は動いてゆきます。著者の柚月裕子さんは、人の光と闇を書かれたら読ませますね。最後はある意味納得の終わり方でした。たしかにその先はないだろうなと。面白い小説でした。