名古屋城の本丸御殿は、近世城郭御殿の最高傑作と言われています。徳川家康の命によって、尾張藩主の住居かつ藩の政庁として建てられました。


天守閣と本丸御殿は国宝に指定されていましたが、空襲で焼失してしまい、平成30年(2018年)6月に復元工事が完了して公開されたとのことです。


なので、とても新しくて綺麗です!総事業費はなんと約150億円です。入場前にも注意事項と一緒に説明を受けました。

比較的空いてる時間帯でしたが、それでも早めに来てよかったです。本丸御殿中に入ると意外に人も多く、列になって順路に従って見学します。


フラッシュなしでの写真撮影はOKですが、どの部屋も傷つかないように、壁や襖からちょっと離れた場所(廊下)からしか撮影できません。

まず、スリッパに履き替え、ロッカーに荷物を預けたら見学開始です。

天井を見上げ、第一印象は新しい!

大廊下。特別展示でしょうか。国指定重要文化財のふすま絵「竹林豹虎図」を間近で見ることができます。

金箔の背景が豪華ですね。

それに虎も大迫力!

本丸御殿を訪れた人がまず通される玄関といわれている殿舎。二部屋からなります(一之間: 18畳、二之間: 28畳)。


玄関一之間。金地の障壁画「竹林豹虎図」が素晴らしい!テンション上がります。

玄関二之間。


続いて表書院。正式な謁見(対面儀礼)に用いられた、本丸御殿内で一番広い建物。一之間、ニ之間、三之間、納戸之間、上段之間の五部屋。

煌びやかです!


麝香猫や花鳥が彩る部屋と繋がっています。

三之間。

襖で部屋は一部区切らていましたが、襖の絵が素晴らしい。

所々で外の景気も見れます。

廊下では、壁や襖に触れないように少し離れて部屋を見学します。

対面所。藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた建物です。上段之間、次之間、納戸一之間、納戸二之間の四部屋からなります。

上段之間。この部屋も輝いていました。

次之間。

納戸之間。

廊下から外を眺めてみます。


華やかな天井。

日を取り入れる模様も実に美しい。

鷺之廊下。対面所と上洛殿を繋ぐ廊下。真っ白な鷺と柳の木が印象的でした。

上洛殿。一之間、二之間、三之間、松之間、納戸之間、上段之間の六部屋。

上洛殿の天井も見応えあります。

どこも煌びやかです!

天井の装飾模様。美しすぎて圧倒されました。

ちょっとした装飾も緻密で美しい。


上洛殿の廊下に飾られている見事な装飾。


梅之間。雪中の梅を描いた金碧障壁画。

光が御殿に入り、美しさが増しますね。

名古屋城の本丸御殿。何の下調べせずに見学したので、ただただ驚かされました。豪華絢爛、これほど煌びやかな御殿は初めて見たので、名古屋城を訪れて本当に良かったです!