ドイツの重工業を牽引した「ルール工業地帯」の都市、エッセン。


絶景巡りを目的に旅をしていると、工業地帯と聞くと、正直、ちょっと躊躇しましたが、知り合いのドイツの方から、建物のみならず、博物館も充実していて、なかなか良いとの話を聞いたので、世界遺産(文化遺産)であるツォルフェアアイン炭鉱業遺産群に立ち寄って来ました。


ミュンスターから列車でエッセンに到着。

エッセン中央駅の路面電車(107番)に乗ります。乗り場は地下にあり、ちょっとわかりにくいので、information で尋ねると丁寧に教えてくれました。

20分程で Essen Zollverein (ツォルフェアアイン)駅に到着。

世界遺産は駅の目の前です。

ちょっと、すごい建物です。これがバウハウス様式の「世界で最も美しい炭鉱」と称されている2本の足で支えられた第12採掘坑。

1日に1万tの石炭をコークスにする能力がある、当時、ヨーロッパ最新鋭の施設であったとのことです。

見上げてしまいますね。

周りを見学。

併設されている博物館。選炭場として使用されていた大きな建物で高さ40mもあります。因みに、選炭(せんたん)とは、原炭から不純物を除き、用途に応じて、品位•粒度•炭質別に仕分けて商品炭とする作業のことです。

エスカレーターで登って行きます。

長いです!

エントランス階に到着。振り向いて撮影。

チケットを購入。

とりあえず、展望台(高さ45m)へ向かいます。

すごい塊。石炭から高温で燃焼できるコークスにします。コークスは製鉄には欠かせない燃費でした。

パノラマの矢印に従って進んで行きます。プラントの中は当時の雰囲気を感じさせてくれます。

最上階。

展望台へ。

緑も多く、爽快な眺めです!

1986年の操業停止後、ノルトライン=ヴェストファーレン州が跡地を購入し、その後は、ヨーロッパ産業遺産の道(特に重要な産業遺産をつなぐプロジェクト)のアンカーポイントになっています。


19-20世紀を牽引した炭鉱業とその歴史的な建物に触れることが出来ました。


続いて、博物館を見学します。