ハノーファーの旧市街に入ると、美しい伝統的な木組みの家を見ることができます。この通りには、カフェ、レストラン、ブティックなどが並び、週末はとても賑わっていました。
壁がせり出している木組みの家々が、なかなかいい感じですね。
因みに、所々の遊歩道で赤い線「赤い糸」を見かけると思いますが、この「赤い糸」というのは、街中心部に描かれており、この線を辿っていくと、市庁舎、教会、見所の建造物など、ハノーファーの名所を堪能することができるとのことです。出発地点は中央駅の観光案内所前であり、観光案内所では「赤い糸巡り」の冊子まで販売しているようです。
ドイツらしい街並みです。
日差しが強くても、やっぱり外の席が好まれます。
旧市街のランドマークであるマルクト教会。
高さ97m程もあり、遠くからでも目立っています!
14世紀に建てられたレンガ造りのゴシック様式。北部ドイツ特有の代表的な建造物。
迫力満点で圧倒されます。
ルター派の教会。教会南側にはマルティン•ルターの立派な記念像(銅像)があります。
教会の中に入ってみます。
教会内部も煉瓦造りであることを実感できます。静かな落ち着いた教会です。
煉瓦造りの天井が素晴らしい!
中央の立派な大祭壇。
リンデン(菩提樹)で彫られたイエスのPassion受難(生涯)の21場面が見ることができます。空襲等から破壊は免れたとのことです。
教会は空襲で破壊されましたが、10年後には再建されたってすごいですね。
ハノーファーには3つの古い教会がありますが、その一つであるマルクト教会も、壁等の補修を見ていると、歴史を感じさせてくれます。また、所々に置物が置かれていました。
立派なパイプオルガン。
教会入口にあるちょっと奇妙なデザインのレリーフ。
マルクト教会の隣には旧市庁舎があります。旧市庁舎は、15世紀に建てられた煉瓦造りのゴシック様式の建造物で、マルクト教会と並んでひときわ存在感を放っています。
素晴らしいの一言に尽きます。建設の完成までにほぼ100年が費やされたって、びっくりですね。また、建築上、特に貴重なのが、小尖塔を持つ華やかなゴシック様式妻壁のようです。
シュミーデシュトラーセに面する建物には最も古い部分があるとのことですが、どの辺りか分かりませんでした(翼部は後に増設されたとのこと)。
後から調べてわかったのですが、右側のアーチ形張り出し窓上の陶土フリーズが貴重らしいです。この写真では分かり難いですが、侯爵の肖像や紋章と並んで、「ルーダーツィーエン」(中世に民衆の間で流行った指綱引きのような遊ぶ)が描かれています。
広場側から見た旧市庁舎。
マルクト噴水。
旧市庁舎の西側。
南側のファサードは修復中でした。
隣は市役所薬局。煉瓦造りの建物が拡張された時の建造物。
薬局の入口にあるのは、「ユニコーン」でしょうか。
旧市庁舎とマルクト教会。
マルクト教会の前にも、素晴らしい建物が並んでいます。
ハノーファーの旧市街、思った以上に見所満載でしたので、もう少し続きます。