ハノーファーはドイツのニーダーザクセン州の州都。ドイツの中央の北部ですが、ちょっと分かりずらいので、ハンブルクの南の方の大きな街って感じです。


意外と要の都市で(ドイツで13番目程)、ハンブルク、ブレーメン、ドルトムント、ベルリン、ライプツィヒへのアクセスしやすく、経済活動も活発で、見本市が有名です。


確かに観光での知名度は低いかと思います。また、欧州最古の貴族「ヴェルヘン家」のお膝元なのです。


そんなハノーファーですが、訪れてみると、結構、魅力的な街です。特に美しいハノーファーの新市庁舎(市庁舎)は一見の価値があると思います。


ハノーファーの新市庁舎(市庁舎)の正面。

裏側にはマッシュパーク(大きな公園)が広がっています。

大きな池(マシュタイヒ湖)があります。

カモもたくさん。

新市庁舎の裏側も立派です。まるで宮殿のようです。

池を周りながら、新市庁舎を眺めてみました。

まるで水面に浮かんでいるように見える市庁舎。

カモと一緒に撮影。

モニュメントは、ヘンリー•ムーア(Henry Moore:イギリスの芸術家)のスコティシュ•クロス。

綺麗な小さな橋。

新市庁舎が池(マシュタイヒ湖)に映って美しい!

この市庁舎は、新市庁舎と呼ばれていますが、開庁して、既に110年が経っています。また、展望台がありますので、登ってみたいと思います。


立派な正面玄関。

柱にはまっているライオン像が吠えています。

重厚な内装と高い天井(38mのホール)。建設に1000万マルクも費やされたとのことで、当時の通貨とその価値で計算できませんが、かなり高額だったのでしょう。

この空間には圧倒されます。

ホールをぐるっと見渡すと、市庁舎の壮麗な外観に相応しい、重厚な造りです。

紋章が綺麗です。

1階にはハノーファーの発展を示す4つの時代(1689年、1939年、1945年、現在)の都市模型が展示されています。

チケット売場で展望台のチケットが買えます。

中央の階段から上に上がっていきます。

なかなか立派な中央の階段。宮殿みたいですね。

2階から見たホール。

ホール内は外の光をふんだんに取り入れていたので明るさが際立っていました(外は晴天だったからかも)。

螺旋階段。

2階から中央階段を眺めてみました。

小さな可愛らしい天井。

3階に向かいます。

エレベーターの案内。

特別なエレベーターで展望台へ上がるようです。

普通の役所って感じの廊下。

エレベーターは、建屋に一度出てから専用の場所から登ります。既に何人もの人が並んでいました。どうやらエレベーターの定員数は5名程で、なかなか順番が回って来ませんでした。

順番が来るまで、側にある資料を見ること約30分。

漸く順番が回って来ました。チケット(レシート)を見せて、いざエレベーターに乗ります。  


ドーム形状に合わせるように湾曲しているエレベーターのアーチ状のシャフト構造がガラス越しに見えるのでびっくりです。エレベーターは角度を変えながら、最大で17度まで斜めになっているようです。

床もこんな感じです。

Wikipedia の図(写真)を参考に描き起こすとこんな感じでしょうか。

エレベーターを降りると螺旋階段を登ります。

もうすぐ展望台。


到着!螺旋階段を登ったところ。

爽快な眺めです!

ハノーファーの街を一望できます。

天気も良くて、清々しい!

高さ100mぐらいありますので、下を見下ろすと足が竦みます。

マシュ湖が見えました。

壮観なハノーファーの新市庁舎。また、重厚な内部と素晴らしい眺めを見ることができる展望台は、訪れる価値は十分ありましたので、大満足でした。