バルセロナに行く機会があり、夕方、僅かな時間でしたがグエル公園に向かいました。

グエル公園は、建築家アントニ•ガウディの作品群の一つとして世界遺産にも登録されている観光名所です。


あいにくの曇り時々雨の天気でしたが(バルセロナなのに)、何とか閉園前に間に合うことができました。


曇り(小雨)でも、素晴らしいグエル公園‼︎

グエル伯爵が公園にギリシャ神話を取り入れるようにとガウディに指示したようですね。

波打つベンチ。ここに来たかったんです。いっぱい写真を撮ってしまいました。本当にエレガントなジュゼップ•マリア•ジュジョールの作品です!

後ろの赤い建物は、今は学校になっていますが、かつて、公園内の「グエルの邸宅」だったようです。

グエル公園の正面に位置しる大階段と噴水。


側面にも色鮮やかな模様の「トレンカディス」(粉砕タイル装飾)が素晴らしいです!

ヘビ(ギリシャ神話の「ネフシュタン」の頭部とカタルーニャの旗(サニェーラ: アラゴン王の紋章)の組み合わせ。

裏側も細かい装飾。

グエル公園で最も有名なカラフルなモザイク調の大トカゲのオブジェ(泉の守り主)。上にある壮大な建築物(貯水槽)に溜まった雨水がトカゲの口から出てくる仕組みになっています。デザインと機能の両立ですね。最上段のオブジェは、ヘビの尻尾だそうです。

階段の上には広い「市場と貯水槽」があります。敷地内に住む住人のための「市場」として設計されたようですね。


貯水槽(ドーリス(ア)式の列柱)は全部で86本あり、その柱で屋根を支えているとのことです。

天井のモザイク調がいい感じですね。これも、ジュゼップ•マリア•ジュジョールの作品とのことで、「メダイヨン」と呼ばれる円形のオブジェです。


大きく2種類あって、3m程の大きい方が「太陽のメダイヨン」。

1m程の小さいものが「月のメダイヨン」。


グエルの公園も散歩してみました。どこも芸術としか言い表せません。

「ガウディの家」。実際に20年ほど暮らしていたそうです。周りの丸石が可愛く転がって(置かれて)います。


バルセロナの街、地中海、モンジュイックの丘まで一望できます。

更に丘の頂上の展望台からの眺めです。サクラダ•ファミリアもしっかり見えました。

展望台から一旦下って、公園の西側に位置する高台「ゴルゴダの丘」があります。この場所に礼拝堂を建てる予定だったようです。登れませんでしたが、3本の石碑が見えました。

公園の周りの景色もいい感じです。

雲行きが、かなり悪くなってきました。

半円形の中央広場「ラ•ナトゥーラ広場」。


この場所は「洗濯女の回廊」と呼ばれています。写真を撮り損ないましたが、1本目の柱のところに謂れとなっている、この回廊を支えているかのよな「洗濯女」の柱があります。

グエル公園の案内冊子より。


石の置き方がすごいですよね。


「お菓子の家」。ヘンゼルとグレーテルの物語をモデルとした建築物です。特に「四本腕の十字架」と屋根の装飾が素晴らしく、まさに非日常の世界を造り上げていますね。

今は管理事務所とギフトショップになっています。

もう一つのお菓子の家「守衛の家」。ちょっと待ちましたが、折角なので入館。この家の装飾も見事ですね。


入口は鮮やか青色。

資料やガウディの作品のビデオが流れています。

バルセロナ市の歴史博物館ですかね。

建物の中からまるで絵のような景色が見れました。入館した価値がありました!

公園と言うより、もう神殿ですね。


グエル公園のチケット。綺麗なデザインです。

パンフレットも頂きました。

公園マップも掲載されてます。

ガウディのグエル公園。正直、ここに来るのは無理と思っていましたので、来れただけも十分満足でした。


この後、丘を下って地下鉄で旧市街に向かい、本場の地中海料理(パエリア)を食べに行きました。