#1225 虎に翼 | 特に役に立つわけでもないブログ

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個人的な雑記ですから。

NHKの朝ドラ『虎に翼』が面白い。最初『虎に翼』というタイトルを目にしたときは、アニメ『タイガーマスク』の「虎の穴」のアレを連想して、主演の伊藤沙莉さんが女子プロレスラーを目指して奮闘する物語かと思ってしまいましたが…((ヾノ・∀・`)ナイナイ

 

 

 

 

 

 

↑これが『タイガーマスク』の“虎の穴”だ!(笑)

 

 

 

 

 

本当の物語は、実在した日本初の女性弁護士をモデルに主演の伊藤沙莉さんが奮闘するというお話。5月3日の憲法記念日に放送された第25回は、休みだったので7時半からのBSと8時からの総合テレビで朝から2回も観てしまいました。この回はこの週に描かれていた贈収賄事件に主人公の父親が巻き込まれ、その判決が出るという話でした。

 

 

 

 

 

弁護士をモデルにしているので、朝ドラ特有のサクセスストーリーに法廷ドラマが加味されて面白くないわけがないのです。この回も「無罪」が言い渡された時の歓声と、悪役検事の苦虫を噛み潰したような表情にスカッとしたものを感じたのでした。…っていうか、昔の裁判は検察官が裁判官と同じ段に座っていたとの驚き!(@_@)

 

 

 

 

 

法廷ドラマの場合、主人公はほぼ無罪です。観ている方も最後は無罪になるとわかっていて、その通りになると気分が良いわけです。特に今回は史実にもある“帝人事件”がモデルとされており、あらかじめ結果がわかっている裁判を描いているのですが、それでも正義が悪を駆逐するというのは、観ていて気分が良くなるわけです。

 

 

 

 

 

 

そして、重要なのはこの事件を通して主人公がどう成長するのかというところでしたが、早速、主人公が裁判官(松山ケンイチさん)と“法の解釈”について議論を交わし、それがこの物語の先の話を示唆しているような持って行き方だったのが、また面白さを増幅させたところだったのではないかと思います。憲法記念日に“法の解釈”の話を持ってくるところはNHKも狙っていたのでしょうと思います。当時は戦前の「大日本帝国憲法」だったのでしょうけど…。

 

 

 

 

 

 

ということで、そこ先もどうなるのか楽しみな『虎の翼』でありますが、最近の朝ドラは実在の人物をモデルにするパターンが多いです。朝ドラっていうより大河ドラマに近くなっているような…まぁ、本家の大河ドラマが昼ドラ→昼メロっぽくなっていますが…(笑)。モデルがいたドラマほうがオリジナルで創作するよりも細かいディテールも描けるので良いのかな。だったら、そろそろ日本初の女子プロレスラーも…って、朝から水着姿の女性が「コノヤローッ!」「バカヤローッ!」っていうのもキツイですかね。(^^;