最近のブラピは歳相応の渋さが出て、それもまた良しですが、
若き日のブラピは、美しさの中に儚さと脆さを感じさせる稀有の存在でした。今日は彼の出演作から私の好きな4作品を紹介します。
1993年
【リバー・ランズ・スルー・イット 果てしなき想い】
監督・製作
ロバート・レッドフォード
出演
ブラッド・ピット
雄大なモンタナの自然の中で育まれる兄弟の絆、父子の愛情を中心に、古き良き時代のアメリカの暮らしが丁寧に美しい映像と共に描かれた作品。とりわけ、父親にフライフィッシングを習い、水辺でその技を磨いて行くブラッド・ピットが、悲しいまでに美しく印象的。何度も繰り返し見たい作品の一つです。
1993年
【レジェンド・オブ・フォール】
監督
エドワード・ズビック
出演
ブラッド・ピット
アンソニー・ホプキンス
やはりモンタナの田舎で、騎兵隊を退役し農場を経営する父(A.パーキンス)と3人の息子の物語。
オープニングの曲があまりに美しく、何度でも泣いてしまうほど。
弟役のブラピは森で熊と格闘するほどの野性児、やがて時が流れて大人になった兄弟に訪れる試練の数々、一時は対立した兄弟でしたが、最後には親子で心を合わせて敵に立ち向かうシーンが胸を打ちます。エンディングがまた泣かせます。
1998年
【ジョー・ブラックをよろしく】
出演
ブラッド・ピット
アンソニー・ホプキンス
なんとブラピは「死神」となって登場します。それも若く美しい死神‼️
血も涙もない冷酷な死神ですが、ある娘に出逢って恋を知り、感情というものが芽生えて・・・ファンタジーですが、あまりにも魅力的な死神に大抵の女性は胸キュンになりそうですね。3時間という長丁場を感じさせない素敵な映画でした。ブラピの魅力全開の一作。
2000年
【スナッチ】
監督
ガイ・リッチー
出演
ブラッド・ピット
ジェイソン・ステイサム
ベニチオ・デル・トロ
ブラピはシリアスものからコメディまでこなす演技巧者。この作品はクライム・コメディで、展開が速く複雑なストーリーと登場人物の多さに付いていくのが忙しいので、私は三回目でやっと全容がわかった次第。
ブラピはダイヤモンドを奪う悪役を演じているのですが、イギリス英語でも、地域の訛りが酷くて周りの人間にも彼がなんと言ってるのかさっぱりわからない。どんな台本なのか非常に気になるし、とぼけ加減のあまりの上手さに爆笑し通しでした。
一度は見て欲しいクセになる作品。
ステイサムもデルトロもちょっと哀れなチョイ役でしたから、もったいないかも。
夏バテの今夏、
シネマやドラマに浸りながら、
小さな幸福を感じています。
また、こんな形で
心に残る作品が紹介できればと
思います。