はるかな昔から池の辺に生えていた常緑のセキショウ(石菖蒲)。
年々広がって、池の外周を分厚く保護しています。
花は黄緑色の筆の先のような細長い筒型に花粉をまぶしたようなものですから、花菖蒲のような華やかさと無縁で、さながら、映画のエキストラのような存在かもしれません。
葉の伸びが速いため、ひと月に一度刈り払い機で刈り取るのに一苦労でもあり、花壇を侵略するたびに悩みの種にもなっている。
鎌の刃をよく研いでおかないと、スパッと切れにくい葉で、池の縁を刈るときは手刈りで苦労します。
課題は今後どうするか?
かつて、邪魔なところを土手に放り投げると、そこに根付いて土手の土留めになりました。
草刈りのときに繊維が傷つくと、精油のす~っと爽やかな香りがたちました。
ショウブとヒノキチオールを混ぜたような香りですので大好きでした。
池の金魚やカエルの産卵もセキショウの葉陰で行われていましたね。
冬、サギの標的からセキショウの葉っぱが守ってくれましたね。
真冬、庭が空っぽになるとセキショウの深緑色がとても生彩を帯びてきれいでしたね。
庭に住む先住民のJoe(シマヘビ)も、夏はセキショウのベッドで休んでいましたね。
「・・・でした」って、過去形の表現ばかりですが・・・
いよいよ、池改修の仕上げに入り、セキショウの退職、天下りの方法に悩んでいます。
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