東京の旧友が「あなたの開業１２年のお祝いをしてあげたい」といって、京橋のフランス料理店「シェ・イノ」へ招待してくださいました。ちなみに、この旧友なしでは１２年前、ガーデンカフェ花遊庭は誕生しなかったと断言できるほど、わたくしにとってかけがえのない友人です。
田舎のオバサンには身分不相応のお店らしい。ふさわしい優雅なドレスとも無縁の生活、困ったな・・・
でも、友の熱い友情に感激して、高速バスに乗りました。
フルコースのお料理も、ソムリエの方たちのサービスも、お店の雰囲気も、すべてに一流の落ち着きと洗練が感じられ、ゆっくりとおいしいランチを楽しませていただいたことは言うまでも有りません。
積もるおしゃべりに時間を忘れて、最後のコーヒーとデザートをいただきましたら、またスプーンが並べられて、ソムリエの伊東さんが笑顔で運んできてくださったのが写真の大皿でした。
そういえば、友人がわたくしのことをソムリエさんに紹介していたようでしたが、状況を察知してわずかの時間にサプライズのお祝いの一皿をひそかに作ってくださったのでした。鮮やかなマンゴーとラズベリーのピュレーで模様とお祝いの字を書き、さらにチョコレートでなぞり書き、ココナツミルクとラズベリーとマンゴーのシャーベットを飾ってくださいました。
じ～っとお皿を見ながら胸が熱～く濡れてきて、言葉を一瞬失っていたほど。
友よ、そして、シェ・イノのソムリエ様、今日は本当に本当にありがとう。
大切な人と大切な時間を過ごすとき、シェ・イノは必ず期待にこたえてくれますよ。
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