解剖のセミナー に参加して感じた。人の体って凄い。 | 体操コーチ(^-^)の 予防医療☆フィットネス 

体操コーチ(^-^)の 予防医療☆フィットネス 

きれいな姿勢で心も体も健やかに時をかさねようよ

コロラド州のラボからの解剖のクラス

ウェビナーで参加しました。


今回は脊柱 背骨 とその周辺の解剖。


この解剖セミナーのご検体はホルマリン固定されていません。

そのままの人体を見ることが出来る。

質感や色 構造を。


前回の(骨盤 腹部 股関節界隈)の解剖も人体の美しさや精緻さに感動した。 前に書いたっけ目

横隔膜は強いが向こう側が透けて見えるくらいに薄い。

外腹斜筋 内腹斜筋 腹横筋 腰方形筋 の層。

これらのどこか特定の筋だけを動かすなんて不可能だ。全て繋がり関係しあう。


腹斜筋があんなに薄いとは思わなかったな。


腎臓は大切に脂肪に包まれ 神様から「冷やしちゃ駄目だよ 」と言われているよう。

そりゃぁー 冷たいものばかりお腹に入れたら 腎臓が痛むよ。


今回のセミナー

頚椎1番2番と 目の関係。

頚椎1.2番は目の影響を受ける。

PCやゲームやスマホで目を酷使したら ストレートネックになるし、懲りも起こる。

首こり時に 目を動かすと解れるって事だね。


胸鎖乳突筋 頚部の組織と 血管 神経叢。

胸郭出口症候群の改善の方法をイメージしてみた。


椎骨は海綿体のよう。

ぎっしり詰まってたら 重くて背骨の自由度が制限されちゃうから。 

椎骨には水分が必要で、

椎骨に水分を提供するのは

「動き」。 

骨粗鬆症の予防は カルシウムじゃなくて運動だよ。

もちろん 栄養は大切。


胸椎はその構造から 動きが少ないところ。

大切な臓器を守るために 籠 になっている。

では その胸椎に水分を提供してくれる動きは何かというと

呼吸。 深呼吸すること。

呼吸は本当に大切。


今回のご検体は3体。

その中の御一方は 胸椎の、解剖の時  肺とその周辺の組織の癒着が強かった。


解剖を進めるうちに、

その理由がわかった。


心臓周辺から  「線」が見えてきた。

心臓の解剖から ペースメーカーが。


心臓の手術、ペースメーカーの影響で

胸部の癒着が生まれていたんだね。

この方は 自由に呼吸が出来なかった可能性がある事が想像出来る。


体の何かを守るために 組織が癒着したり

変形したりする 事例を 今までも見せてもらった事がある。


体は賢い。


余計な事をしなければ 本来の体の機能をするだけ。

娘がアキレス腱断裂した時に 足首にメスを入れることをせず、自然治癒を選択した。

メスを入れるということは 体の全体に影響を受ける事を理解してたから。


もしかしたら 靭帯断裂だって 

その周辺の組織が その役割をするように 体がそうするかもしれない。


 筋肉 筋膜みたいな組織だって 

骨みたいに固くなって 骨化現象をおこす。


膝の前十字靭帯断裂の怪我をした選手が手術をせずに 競技を続けきった例を知っている。

経過観察には通っていて、 何年かたった後 MRIで靭帯は問題なくなっていたという。


全員がそうなるとは限らないけど。



横隔膜と心臓の関係も 細かい解剖をして見せてくれた。  呼吸筋と心膜は接しているから、心臓の機能の関係は深い。

血圧と呼吸も関係深い。

ドキドキし過ぎの時 自然と深呼吸するよね。


浅い呼吸が多い現代人。 マスク着用でますます 呼吸筋の動きが小さくなってるかもね…。


知らず知らず 健康な体から離れて行くように思える。


僧帽筋は外腹斜筋と、おなじくらいに薄い。

その下の層である 広背筋は それより厚い。

そして脊柱起立筋の下に潜り込んで椎骨に繋がる。

胸腰筋膜はしっかりとした厚さがある。


腰椎の前側。

骨膜  繊維質がキラキラ輝いて綺麗な椎骨だった。


この部分は 交感神経 副交感神経のバランスの影響を受ける。 受けるというか ここがコントロールしてるのかもしれないな。


腰痛の原因に

心因性 が 大きいといわれる理由がわかる。


体は全て 繋がりをもって 連続している。

人の体は深くて 興味深い。


このセミナーでは 録音 録画 スクショは全てNG。あたり( ̄∀ ̄)まえ〜。

学びを与えて暮れた ご検体に感謝します。


画像はPinterestからお借りしました。