成功の法則 続編17スタンフォード式 | 辛口☆エンジェル 心理カウンセラー・メンター夏川佳子のメンタルヘルスなブログ

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成功の法則 続編17スタンフォード式


スタンフォード式

「スタンフォード式生き抜く力」

という本が数年前に出たが、

「まさしく、そうでしょ」という内容で、


言い換えると、特別なことではなく、

今更言うべきことでもないけど、

まだまだ気づいていない人が多すぎて

「読まなければわからない人もいるのだな」

と言いたいことであるのだが、

生き抜くために、成功するために必要なことが

書いてある。


この本は、数年前に

友人からのプレゼントでもらったのだが、

もらってよかったと思う。



スタンフォード式とは、

海外の成功者、

世界の王者となっている人たち、

有名ではなくともある程度

社会で形となって貢献できている人たちは

必ず持っているものである。


それは何かというと、

「相手を慮る心」

「相手のためを思って動く姿勢」

「利己的ではなく、他者の利益を考える」

である。


これがある人とない人が大きな差を生んでいる。


この他者を想う気持ちがある人は

幼少期から成功者の道を行っているか

というと必ずしもそうでもないけれども、

高齢になって芽が出る人もいれば、

ある程度の若さで成功する人もいて、

時期はまちまちであっても、

成功者は必ずこれを持っている。


このような話をすると、

ほとんどの人は、

「皆、そうあるべきだ」

「日本含め世界の人はこれに気づいて

いる人がいなくて悲しい限りだ」

「もう十分すぎるくらい他者のことを

考えていて疲れた。自分しかこのように

考えていないから、もう自分は他者思いから

解放されていいのでは?」

「周りの人に気づいてほしい。誰一人他者を

大切にしていない(自分は皆の餌食にされている」

などと言う。


ところが、いろいろ話を聞けば、

その人たちこそ、

他者の利益を大切に考えていない。


他者のことを真剣に考えて行動している人は

未だ私は会ったことがない。

(いや、数人かな。。。)


100%全てを捧げよ」と言っているのではない。

自分のことも蔑ろにしないで

同時に他者のことも考える人のことだ。


この真意を理解するのは難しいのだが、


自分を蔑ろにして他者に尽くす人はいる。

自ら悪いくじを引きにいく人や、

行き過ぎるほどへりくだり、下手(したで)に出る人、

必要以上に謝ってばかりいる人、

奴隷のように扱われることを良しとする人、

などはすぐに思いつくであろう。


これは実は他者のことは大切にしていない

のにもかかわらず、

自分を蔑ろにすることが

「心が汚れていない人」という幻想に

絡みとられている状態で、

よく話を聞けば、全く相手のためにも

なっていなかったりする。

「相手のために私が日陰の身になるわ」

と言いながら、その実は、

言っている「当人の望み」のためだけに

相手を「敬う姿勢で」利用していて、

自分も他者も人として最悪な扱いをしている

ケースが95%以上だ。


それから、口先だけで、もしくは、

「そうなのか、他者を一番に考えればいいのか」と納得したように

急にそれらしき態度に変えてくる人もいるが、

自分の利益のために取った行動であることは

手に取るようにわかる。


表面的な行動ではなく

心の奥から醸し出す思いがないと相手には伝わらない。


心根の問題である。



私が学生の頃、精神衛生学という授業があったのだが、

「他者に感謝する気持ちが長生きのコツ」

と先生は言っていた。

その先生が多くの患者を診てきて

長生きする患者に共通していることだという。


思いやりが長寿につながるデータも

世の中には存在していると最近知ったが、

確かうる覚えではあるが、

細胞の年齢に関わるテロメアの長さに

影響するらしいことも何かで言っていた記憶がある。


それから、

他者との良好関係がない人は肥満や喫煙や高血圧よりも、

健康リスクが高くなるらしい。


他者の立場を大切に考える姿勢は最終的には

肉体的にも精神的にもそして、

社会での成功という面においても

自分に良い形で返ってくるのだ。


現代的な科学調査を考えてみても

先生の言っていたことは外れてはいなかったのだな、

とおもう。


だから、

将来自分が得したいとか

自分が崇められたいから「他者の尽くしたい」

と言っていた方がいたが、

このように表面的には他者思いであって、

本当の目的は自分の利のみであるケースは、

最後はきついのではないかな、と想定する。


これは、人間の心理として

「自分を大切にしている人を大切にしたい」

「恩を返したい、想いに報いたい」

「助け合える気の置けない仲間が欲しい」

「戦いのない愛だけの世界(周囲環境)が欲しい」

といったものが根底にある。


だから、他者を一番に考える人は

その行為(好意)に大きく返してくれるようになるのだ。

皆が喜んで好意を形にして返してくれるようになる。



もちろんそれを悪用し、

悪用する行為そのものを喜びとする人もいる。

もちろんそのような人は要注意であるが、

必ず、いずれのうちには「相手を思う世界」には居られなくなる。

なぜなら、その世界にいても利益が得られなくなるからだ。


なぜ利益が得られなくなるかというと、

化けの皮が剥がれ、他者を想っていないと知れれば

その世界を守りたい人たちの中に

「目には目を」という考え方の人も出てくるので、

その人たちによって痛い目に遭い、出て行かざるを得なくなる。


とはいえ、まだまだ日本はマウント取るのに必死な人たちばかりである。


さて、

あなたは、他者を大事に考えられるか?

あなたは、他者のために何ができるのか考えて生きているか?

あなたは、他者のために取った行動に見返りがなくても安心立命でいられるか?

あなたは、あなたが置いてきぼりにされてしまったとしても、または、

相手があなたの後押しによって羽ばたいて去って行ったとしても喜びを感じられるか?

あなたは、純粋に他者の成功を喜べるか?

あなたは、他者が最短で成功するためだけに、掛け値無しで自分最大限のサポートをしたい思いがあるだろうか?


そして、実際に二の足踏まずにその行動を取ることができるだろうか?


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